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欧州各地の新聞がモハメッドを侮辱する漫画を掲載;イスラム教徒の怒りを煽る
デンマーク、ノルウェー、ドイツ、フランスの新聞が相次いでイスラム教の預言者モハメッドをからかう内容の漫画(カリカチュア)を掲載し、イスラム諸国の政府は不快を表明、イスラム教徒は怒りくるっています。
発端は昨年9月にデンマークの新聞Jyllands-Postenが12の戯画化されたモハメッドの姿を描き、その中の一つはターバンの中にある導火線に火のついた爆弾を頭につけています。これに対してイスラム諸国で大きな怒りが広がりました。
(写真:パレスチナ、ガザ地区で道に敷いたデンマーク国旗を踏みつけて歩くイスラム教徒の老人:エル・ムンド紙より)
http://colt.cache.el-mundo.net/elmundo/imagenes/2006/01/30/1138638433_1.jpg
そしてこの1月30日にはノルウェーのキリスト教原理主義者系の新聞Magazinetがこの漫画を再掲しました。
(写真:ノルウェーの新聞Magazinetに載せられたマホメッドの12の漫画:エル・ムンド紙より)
http://colt.cache.el-mundo.net/elmundo/imagenes/2006/01/31/1138693206_0.jpg
こういったことに、サウジアラビア、パキスタン、クェート、シリア、リビアなどのイスラム諸国が反発、民間では激しい抗議運動が起こり、ノルウェー、デンマーク製品の不買運動に広がっています。さらにパレスチナのガザ地区では「イスラム聖戦」などから脅迫を受けたとして、デンマークが自国のボランティア要員を引き上げさせる騒ぎになっています。
(写真:焼かれるノルェー国旗:IAR-Noticiasが転載したBBCニュースの写真)
http://newsimg.bbc.co.uk/media/images/41274000/jpg/_41274620_060130-islambod.jpg
さらに続けて、2月1日までにドイツDie Welt紙、フランスのFrance Soir紙が問題の漫画を掲載し、France Soir紙の編集長Jacques Lefrancの解雇問題に煮まで発展しています。(なお、この新聞社の社主はエジプト系フランス人。)
(写真:ドイツDie Welt紙に掲載されたカリカチュア:エル・ムンド紙より)
http://colt.cache.el-mundo.net/elmundo/imagenes/2006/02/01/1138822295_0.jpg
(写真:フランスFrance Soir紙の表紙:エル・ムンド紙より)
http://colt.cache.el-mundo.net/elmundo/imagenes/2006/02/02/1138868941_0.jpg
デンマーク政府とEU事務局は事態収拾に動き始めたようですが、これは尾を引くでしょう。
以上のニュースは次の報道から、要点のみを抜粋したものです。
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http://iarnoticias.com/noticias_2006/medio_oriente/0079_mahoma_francia_02feb05.html
Diarios francés y alemán desafían a los musulmanes publicando caricaturas de Mahoma
2月2日付、IAR-Noticias誌『フランスとドイツの新聞はモハメッドのカリカチュアを掲載してイスラム教徒を挑発』
http://www.elmundo.es/elmundo/2006/01/30/solidaridad/1138638433.html
Noruega retira a sus voluntarios de Gaza, tras las amenazas proferidas por grupos terroristas
1月30日付、エル・ムンド紙『ノルウェーは、テロリスト・グループの脅迫をうけて、ガザからボランティアを撤退させる』
http://www.elmundo.es/elmundo/2006/01/31/internacional/1138693206.html
Dinamarca emprende una campaña diplomática para frenar la crisis abierta por unas viñetas de Mahoma
1月31日付、エル・ムンド紙『デンマークは、モハメッドの漫画が発端の危機を収拾するために外交活動を行う』
http://www.elmundo.es/elmundo/2006/02/01/internacional/1138822295.html
Diarios franceses y alemanes publican caricaturas de Mahoma en defensa de la libertad de prensa
2月1日付、エル・ムンド紙『フランスとドイツの日刊紙が、表現の自由を守るとして、モハメッドの漫画を掲載する』
http://www.elmundo.es/elmundo/2006/02/02/comunicacion/1138868941.html
Despiden al director del diario France-Soir por publicar unas polémicas caricaturas de Mahoma
2月2日付、エル・ムンド紙『物議をかもしているモハメッドの漫画を掲載させたFrance-Soir紙の編集長が解雇される』
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こういった動きが「反テロ世界戦争」と無関係とは到底思えないですね。キリスト教徒(文化圏)とイスラム教徒(文化圏)の対立を煽るプロパガンダ作戦の一つとしか思えませんね。ノルウェー、ドイツ、フランスでの動きが、パレスチナ選挙の結果と無関係ではありえないでしょう。
当然ですが、漫画を掲載した側は「表現の自由」をうたっています。ケッ! 「表現の自由」を言うのなら、シオニスト=イスラエルの「神」である「ホロコースト」はどうなんだよ!