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「エルサレムの平和のために祈れ」 詩 122
本紙の発行は、原則として毎週火曜と金曜です。
=====【今号のポイント】================================
★(29日)ハマス幹部が軍隊創設の方針を表明
★(30日)「アラブ民主化は危険」論が広がる
★(31日)パレスチナ人クリスチャンは苦境に
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2006年1月29日(日)
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*オルマート首相代行は、ハマスが綱領からイスラエル殲滅条項を削除
するなどの条件に従わない限り、相手にしないように世界各国に要請。
米国やEUも同様の方針を打ち出した。(H,P,7)
*自治政府に代わってイスラエルが徴収している税金を、ハマス政権に
は送金しない方針を政府が表明。(H,P)
*シリアのハマス本部のマシャールが記者会見で「他の国と同様にパレ
スチナも軍を創設してイスラエルと戦う」との方針を表明。(7,P)
*アラブリーグのムーサ議長が、政権を獲得したハマスに対し、イスラ
エル殲滅路線を放棄してアラブリーグ提案による和平案を支持するよ
うに要請。(P)
*ガザでは選挙の大敗に怒ったファタハの若い世代が街頭を武装デモ。
一時議場を占拠したが数時間後に排除された。(H,P)
*自治政府のアッバス議長は自治警察幹部を集め、自治警察はハマス政
権ではなくアッバス議長の指揮下にあると訓示。自治警察はほぼ全員
がファタハのメンバーで、ハマスの指揮を拒否している。(H)
*ハマス幹部は、新政権における統治をイスラム法に則って行い、学校
教育は男女別学にするとの考えを表明。しかし、禁酒や女性のスカー
フ着用などは強制しないと語った。(H)
*超正統派のラビでカバラの権威だった106歳のカドーリー師が肺炎
を悪化させ土曜に死去。今日午後にエルサレムで行われる予定の葬儀
には15万人以上が集まる見込み。(H,P,7)
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2006年1月30日(月)
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*ドイツのメルケル首相がイスラエルを訪問。ハマスはテロを放棄し、
イスラエルの存在を認めるべきだと語った。(H,I)
*ヘブロンの違法入植者が政府と交渉中。問題の土地はユダヤ人の所有
だったが、ヨルダン占領下でヘブロンの市有地になっていたため、入
植者らは土地の合法的返還を求めている。(H,P)
*シャロン首相の病状には大きな変化が無いと病院が発表。ハダサ病院
では米国の専門家の援助も得て、治療方針を検討している。(H)
*新政権でも重要役職に就くと見られるシンベトのディヒター元長官が、
アッバス議長は早期に罷免されると予想。仮に地位に止まってもハマ
スの傀儡になるとの見方を示した。(H)
*各国がハマス政権への援助の打切りを表明する中、サウジアラビアが
1億ドルの緊急援助へ。自治政府は選挙前に職員を大幅に増やすなど
の人気取りを行っており、援助が止まると破産状態になる。(P,I)
*自治警察がハマスに関する捜査資料を組織的に破棄していると、ハマ
スが非難。自治警察は事実無根だと反論している。(P)
*ハマスの選挙大勝で「アラブの民主化は危険」との論評。ヨルダンや
エジプトでも、民主化により穏健な現政権が倒れ、過激なイスラム勢
力が権力を掌握する危険性を懸念する声が高まっている。(H,P)
*イスラエル国内で働く売春婦の数が激減していることが判明。売春婦
を被害者と考え、雇い主を告発すれば報奨が与えられる制度を作った
ことなどが奏功したという。(H)
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2006年1月31日(火)
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*ドイツのメルケル首相と会談したアッバス議長は、ハマスが政権を獲
得してもイスラエルとの和平合意は守るとの考えを表明。(H,P,I,7)
*中東和平カルテット(米、ロシア、EU、国連)が、ハマスに非暴力
路線への転換とイスラエル殲滅の目標放棄を要求する声明。ハマスは
直ちにこの要求を拒否した。(H)
*ハマスの指導者ザハルが、イスラエルが1967年の境界線まで撤退
すれば、イスラエルとの「長期停戦」は可能だと語った。(H)
*ヘブロンでは政府が土地を接収して入植者に正式貸与することに同意
したとして、入植者らが一旦、自主退去。マズズ検事総長は「そんな
合意はありえない」と合意の存在を否定した。(H,P,7)
*強制退去が予定されている違法入植拠点アモナでは、多数の入植者が
国防軍に抵抗。ジープを破壊するなどの行為を行った。(H,I,7)
*今日、エルサレムで行われるカディマの党大会で、オルマート党首代
行が50人の候補者リストを発表へ。11人の女性候補など多様な顔
ぶれを揃え、広く支持を集めることを目指す。(P)
*リクードのネタニヤフ党首が、ハマスが政権を取れば軟化するとの見
方を否定。戦前のナチス政権やタリバン政権、現在のイランなどのよ
うに権力を得ると尖鋭化する例が多いと指摘した。(H)
*キリスト教との関係改善を目指す国会議員団が、ハマス政権に対抗す
るため福音派クリスチャン指導者に支援を呼びかけ。ハマス政権の誕
生で、パレスチナ人クリスチャンは危機に瀕している。(H,P)
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[情報源略号表]
P=エルサレム・ポスト http://www.jpost.co.il/
H=ハアレツ http://www.haaretzdaily.com/
7=アルツ7 http://www.israelnationalnews.com/
I=イスラエル・トゥデイ http://www.harvesttime.tv/israel_today/
( )内の記号が情報源。メディアにより掲載日が異なる場合もあり。
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各宗教教派に批判的な文脈での引用はしないで下さい。
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発行:「シオンとの架け橋」 http://www.zion-jpn.or.jp/
編集:石井田直二 naoji@zion-jpn.or.jp
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