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(回答先: 米兵犯罪が止まらない( しんぶん赤旗 )【在日米軍司令官さえ「日米同盟は重大な試練に直面している」というほどのひどさ】 投稿者 gataro 日時 2006 年 1 月 29 日 10:42:44)
2006/01/22 18:26:36
http://www.kanalog.jp/column/editorial/entry_17799.html
「米軍の反省や綱紀粛正は掛け声だけだったのか」という批判が渦巻いている。女性会社員殺害容疑で、米空母キティホーク乗員の米兵が逮捕された横須賀。今度はイージス駆逐艦ジョン・S・マッケーン乗員の米兵が、中学校に侵入するという事件を起こした。キティホークから海上にディーゼル燃料油約三千二百リットルが流出した事故もあった。綱紀粛正の最中、米兵の事件が続発したことに、多くの市民が強い憤りを感じている。在日米海軍には、早急に隊員らの意識改革を進める抜本的な対策を打ち出すことを求めたい。
殺害事件以降、米海軍や米政府は、遺族や横須賀市長、知事、日本政府に謝罪し、米軍関係者が犠牲者の通夜・告別式にも出席。五日から八日まで隊員らの深夜外出を禁止し、在日米海軍横須賀基地内で追悼ミサを開催した。米海軍制服組トップの作戦部長マレン大将は十六日、謝罪声明を発表し、十七日には同基地を訪れ、「事件を熟考し、二度と起こさないと約束しなければ」と訓示を垂れた。
ところが、米兵が酔っぱらって中学校に侵入したのは十八日未明。制服組トップが訓示したその日の夜に飲酒し、未明に犯罪を起こすとは、開いた口がふさがらない。これまで米軍上層部が示した反省の念や綱紀粛正が、米軍関係者の末端まできちんと伝わっていないのではないか。
市民からは、子供たちが通う学校で事件が起きたことに不安の声が相次ぐ。「一歩間違えば生徒が被害者になったかもしれない」という危惧(きぐ)は当然と言えよう。市民グループの中には、自主的にパトロールを強化しようという動きも出ている。市民の不安が募る一方であることを、米側は真摯(しんし)に受け止めなくてはいけない。
米兵の相次ぐ事件を受け、横須賀市が深夜に飲酒して遊び回る米兵の抜き打ち実態調査に乗り出したことは評価したい。米軍任せでは犯罪はなくならないとして、「強硬策」に踏み切ったという。在日米海軍も十九日夜、事件の要因が「飲酒の乱れにある」として、基地の軍人や米国人従業員、家族らに対して基地内外での深夜の外出や飲酒を制限する再発防止策をようやく打ち出した。
殺害事件を受けて、米軍広報からは第七艦隊司令官と在日米海軍司令官が連名で横須賀市民にあてた文章が発表されている。その中に「凄惨(せいさん)な事件のレンズを通してではなく、友情のレンズで私たちを見てほしい」という言葉がある。米兵による事件がこれ以上続けば、その願いがかなうことは到底不可能であろう。米軍が市民との「友情」を強調するのなら、二度と事件が起きないよう、隊員らの教育をもっと徹底する必要があることを肝に銘じるべきである。日本の法律を犯す者に横須賀にいる資格はない。