★阿修羅♪ > 戦争77 > 936.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
◆◆◆◆◆◆◆
||||||| シオンとの架け橋
_\\|//_ イスラエル・ニュース
__\|/__
___土___ http://www.zion-jpn.or.jp
「エルサレムの平和のために祈れ」 詩 122
本紙の発行は、原則として毎週火曜と金曜です。
=====【今号のポイント】================================
★(25日)遺跡公開のためメギドの監獄を移転へ
★(26日)シャロン不在のカディマは人気上昇中
★(27日)パレスチナ議会の選挙はハマスの圧勝
****************************************************
2006年1月25日(水)
****************************************************
*自治区では今日、パレスチナ議会の投票が行われる。各武装組織は平
穏を約束しており、大きな混乱は無い。国防軍と警察は選挙実施に支
障が無いよう移動制限を緩和している。(H,P,I)
*オルマート首相代行が、西岸地区でも入植地の撤去を進め、パレスチ
ナとの分離を進める考えをヘルツェリア会議で表明。パレスチナ人地
区を切り離し、国のユダヤ性を守るべきだと語った。(H,7)
*カディマは候補者リストにロシア移民の候補を加えることを検討中。
100万人以上もいるロシア移民は大票田となっている。(H)
*左翼政党のメレツが選挙戦略を決定。人権と教育を政策の柱とし、同
性婚の公認やアラブ系市民の権利擁護などを訴えて行く。(H)
*昨年末にシャロン首相が発作を起こした際、深刻な病状が隠されてい
たと、左翼政党のメレツがカディマを非難。(H)
*アモナとヘブロンの違法入植拠点の撤去実施が迫る中、入植者も対決
姿勢を強化。モファズ国防相は「ユダヤ人暴徒を容赦するな」と兵士
に訓示し、過激派に断固たる措置を取る考えを示した。(H,I,7)
*元米国中東特使のロス氏が、イスラエルは離散ユダヤ人との関係を強
化すべきだと指摘。離散ユダヤ人の過半数は1973年以降に生まれ
ており、イスラエルとのつながりを失っていると語った。(P)
*メギドの監獄敷地内で昨年に発見された教会遺跡を保存・公開するた
め、監獄を移転するよう考古学省が監獄に要請。キリスト教神学で、
メギドは世界最終戦争の地「ハルマゲドン」とされる。(H,P)
****************************************************
2006年1月26日(木)
****************************************************
*パレスチナ議会の選挙は無事に投票が終了。心配された大きな混乱は
無く、東エルサレムでも順調に投票が進んだ。(P,H,I)
*自治区の選挙は、出口調査の結果からファタハがハマスより優勢か。
しかし、両党ともに絶対多数を確保できない見込み。イスラエル政府
は選挙の公式結果が判明するまでコメントを控えている。(P,H)
*ハアレツ紙の調査で、カディマの人気が上昇していることが判明。現
段階で選挙を行うと、120議席中44がカディマ、21が労働党、
リクードは14となる見込み。リクードの人気は下落中。(H)
*カディマの上位15人の候補者名をオルマート党首代行が発表。同党
は50人の候補者を立てる予定だが、全ての発表は来週になる。(P)
*オルマート首相代行が防護壁建設を促進するための会議を開催。建設
ルートを早く確定し、工事を早急に進めてパレスチナとの分離を完了
させるように指示した。(H)
*反宗教政党シヌイの創立者ラピド氏が離党し、第三党として15議席
を確保していた同党はついに崩壊した。(P,7)
*シャロン首相が植物状態の患者専門の病院に転院か。ラアナナにある
この病院は86%の確率で患者の意識を回復させるという。(H,7)
*移民省が行った改宗キャンペーンで、改宗の数が5割増に。帰還法上
はユダヤ人だがユダヤ法上はユダヤ人と認められない旧ソ連移民は改
宗願望が強く、全移民者の25%が改宗を希望している。(P,I)
****************************************************
2006年1月27日(金)
****************************************************
*パレスチナ議会の最終開票結果が発表され、132議席中76をハマ
スが確保して圧勝。ファタハは43。地方区の66議席中では、ハマ
スとファタハはそれぞれ45と17だった。(H,P,I,7)
*ハマスの大勝を受け、自治政府のクレイ内閣は直ちに総辞職。アッバ
ス議長はハマスに組閣を依頼した。ハマスはファタハにも政権参加を
呼びかけているが、ファタハ幹部は拒否している。(H,P,7)
*ハマスの指導者アルザハルは、政権を獲得してもイスラエルとの停戦
はしばらく継続する方針を表明。しかし「和平行程は存在しない」と
して、イスラエルとの交渉は拒否する考えを示した。(H,P)
*自治政府のアッバス議長は、今後、自治政府ではなくPLOを窓口に
してイスラエルと交渉する考えを表明。PLOはオスロ合意による自
治政府が出来て以来、実質的な意味を失っていた。(H)
*オルマート首相代行はハマスを含む政権との交渉は拒否すると宣言。
労働党のペレツ党首は一方的分離を促進すべきだと語ったが、ネタニ
ヤフ氏は一方的分離を見直すべきだとの考えを示した。(H,P)
*ハマス政権誕生を受け「イスラエルの生存権を認めない政権は相手に
しない」とブッシュ大統領。しかし選挙監視団長のカーター元大統領
は、国際社会がパレスチナ人を助けるべきだと語った。(H,P)
*世界から自治区での公正な選挙を賞賛する声。しかし、ハマスは武力
を捨てイスラエルの生存権を認めよとの指摘が相次いだ。(H,P)
*ヘブロンでは国防軍が違法入植拠点付近を立入禁止に。入植者らは強
制退去に備えて国防軍との対決姿勢を強めている。(H)
------------------------------------------------------------
関連用語データベース・1999年10月以降の記事の全文検索は
http://www.zion-jpn.or.jp/p0404.htm へどうぞ
-------------------------------------------------------------
[情報源略号表]
P=エルサレム・ポスト http://www.jpost.co.il/
H=ハアレツ http://www.haaretzdaily.com/
7=アルツ7 http://www.israelnationalnews.com/
I=イスラエル・トゥデイ http://www.harvesttime.tv/israel_today/
( )内の記号が情報源。メディアにより掲載日が異なる場合もあり。
[転載・引用・再配布について]
教会活動等の非営利目的ならばOKです。ユダヤ人および
各宗教教派に批判的な文脈での引用はしないで下さい。
============================================================
発行:「シオンとの架け橋」 http://www.zion-jpn.or.jp/
編集:石井田直二 naoji@zion-jpn.or.jp
============================================================
★購読解除は http://www.zion-jpn.or.jp/kaijo.htm