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米韓外相が会談、在韓米軍の「戦略的柔軟性」で合意【朝日】
http://www.asahi.com/international/update/0120/007.html
2006年01月20日11時05分
米国のライス国務長官と韓国の潘基文(パン・ギムン)・外交通商相は19日、国務省で会談し、韓国外への在韓米軍の円滑な派遣を可能にする「戦略的柔軟性」で基本合意するなどとした共同声明を発表した。北朝鮮の核問題をめぐっては、北朝鮮は6者協議に即時復帰すべきだとの考えで一致した。
共同声明によると、韓国は米軍の変革・再編(トランスフォーメーション)の考え方を「完全に理解する」とし、在韓米軍の「戦略的柔軟性の必要性を尊重する」とした。一方、米側は「韓国民の意思に反する形で北東アジアの地域衝突に巻き込まれない」との韓国の立場を尊重する。
米韓相互防衛条約では、韓国が米国に「韓国の領土内とその周辺」に軍を配置する権利を認めている。韓国では従来、在韓米軍は北朝鮮の脅威に対処するものとの考えが強く、韓国外への派遣には抵抗が強かった。
また、中台の軍事衝突が起きた場合に在韓米軍が派遣されれば、韓国がいや応なく巻き込まれる、との懸念もあった。今回の合意は、米側が一定の配慮をすることで、部隊の柔軟な海外派遣に道を開いた。
北朝鮮をめぐっては、核問題の解決が朝鮮半島の恒久的な平和体制の基礎となるとの考えで一致。潘氏は会談に先立ち、「朝鮮半島の非核化という目標を堅持し、6者協議を通じた核問題の平和的解決を目指す立場に変わりないとした金総書記の(訪中期間中の)発言に留意している」と記者団に語った。
今回の米韓外相会談は両国の初の「戦略協議」と位置づけられている。米国務省によると、イランの核問題や日韓、中韓関係なども取り上げられた。