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「エルサレムの平和のために祈れ」 詩 122
本紙の発行は、原則として毎週火曜と金曜です。
=====【今号のポイント】================================
★(18日)アルアクサ殉教団が選挙監視員を脅迫
★(19日)「穏健化はありえない」とハマスが反発
★(20日)テルアビブの自爆テロで30人が負傷
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2006年1月18日(水)
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*カツァブ大統領と会談したオルマート首相代行が和平に関する方針を
表明。シャロン首相の路線を継承して和平行程表を堅持し、テロ組織
の武装解除とテロ抑止を要求して行く考えを示した。(P,H)
*ヘブロンでは国防軍の厳戒態勢で右派の若者が去り、平穏が回復。住
民の間には右派の若者に共感する声もあるが、騒乱はヘブロンのイメ
ージを悪化させたと反省の声も。(P,H,I,7)
*ツルカームで国防軍がハマスの司令官サラヒディンを殺害。国防軍の
兵士に向かって発砲したため、兵士も負傷した。(H,I,7)
*ガザ撤退者の失業問題を解消するため、商工省と労働省が共同で雇用
促進キャンペーンを開始へ。撤退者の雇用に補助金を出す。(P,H)
*ペレス氏が党首選において32万ドルの外国からの支援を受けていた
ことをリンデンストラウス国家監査官が批判。1ヶ月以内に詳細な調
査報告を発表し、法の厳正な実施を目指す考えを示した。(P)
*アルアクサ殉教団が外国から派遣された選挙監視員に自治区を去るよ
うに警告。監視員の滞在するホテルにも脅迫がなされた。来週には日
本も17人の監視員を送る。(P,H,日本外務省)
*ファタハ傘下のアルアクサ殉教団が、実力で選挙を阻止すると宣言。
一方ハマスは新政権に参加する方針を初めて表明した。(H)
*ヨルダンでパレスチナとイスラエルのジャーナリストが、「メディア
と紛争」という集会。自爆テロリストはパレスチナで引続き「殉教者」
と報じられているが、批判的な空気が広がっているという。(P,H)
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2006年1月19日(木)
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*政府が月末までにアモナの違法入植拠点を撤去する方針を決定。多数
の極右勢力が集結して対決姿勢を強めているため、撤去作戦には40
00人の治安部隊と1500人の警官が動員される。(H,I)
*撤去の対象となった違法入植拠点の入植者が、撤去差止めの仮処分を
最高裁に請求。最高裁は撤去を一時差止めた。撤去命令を出した裁判
所が、自らそれを差し止めたことに疑問の声も出ている。(P,H)
*労働党が予備選挙で候補者を決定。1位になったヘルツォグ議員は、
自分の地位をバラク元首相に与えることを提案した。党執行部は、バ
ラク氏を議員ではなく閣僚にすることを検討している。(P,H,I)
*ヘルツェリアの研究機関が行った意識調査で、アラブ系市民の53%
がイスラエルの福祉制度を誇りに思っていることが判明。ユダヤ系市
民でそう答えた人は、わずか17%しか無かった。(P)
*昨年12月29日にツルカームの検問所であった自爆テロで、1人で
はなく2人が自爆していたことが判明。当初からパレスチナのメディ
アは男女2人による自爆だと報じていた。(P,H)
*東エルサレムで記者会見を行ったPFLPの立候補者を警察が逮捕。
PFLPはゼエビ観光相を暗殺した過激なテロ組織。(P)
*ヨルダンがテフィリンを持っていたユダヤ人の入国を拒否。同国は安
全のため、明らかなユダヤ人の入国を制限している。(P,7,H,I)
*ハマスが権力を掌握すれば穏健化するとの見方をイスラエルの報道機
関が示しているのは「事実の歪曲」だとハマスが反発。あくまで武力
でイスラエルと対決する方針を再確認した。(H,7)
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2006年1月20日(金)
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*テルアビブで自爆テロがあり30人が負傷。被害が少なかったのは、
自爆準備中にトイレで誤爆したため。イスラム聖戦は「パレスチナに
対する攻撃への応答」だとする犯行声明を出した。(P,H,I,7)
*テルアビブでのテロは「パレスチナ議会の選挙を妨害する工作」だと
して、自治政府がイスラム聖戦を激しく非難。イスラム聖戦は、今回
の選挙に参加せず、ボイコットを呼びかけている。(P,H)
*モファズ国防相は、テルアビブでの自爆を受けて緊急会議で対策を検
討。テロはシリアとイランの策略によるものだと非難した。25日の
選挙に向け、さらにテロは増加すると懸念されている。(P,H)
*フランスのシラク大統領が「我が国に対してテロ攻撃を行う国家には
大量破壊兵器を使う用意がある」と警告。テロ国家に対して核兵器を
使用する可能性に初めて言及した。(P)
*アラブ人地区ワジ・アラのアラブ系市民宅で、家宅捜索中の警官に住
民が銃を向けたため、危険を感じた警官が住民を射殺。これに怒った
住民らが騒乱を起こし、一時、道路が封鎖される事態になった。(P)
*パレスチナの世論調査の結果、ファタハもハマスも共に過半数を確保
できない可能性が浮上。もしそうなると、イスラエルの政治と同様に、
少数派の意見が全体に大きく影響するパターンになる。(P)
*最新の世論調査でカディマの支持が少し落ち、予想議席数が41に。
リクードと労働党は少し回復し、それぞれ17と19になった。(H)
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[情報源略号表]
P=エルサレム・ポスト http://www.jpost.co.il/
H=ハアレツ http://www.haaretzdaily.com/
7=アルツ7 http://www.israelnationalnews.com/
I=イスラエル・トゥデイ http://www.harvesttime.tv/israel_today/
( )内の記号が情報源。メディアにより掲載日が異なる場合もあり。
[転載・引用・再配布について]
教会活動等の非営利目的ならばOKです。ユダヤ人および
各宗教教派に批判的な文脈での引用はしないで下さい。
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発行:「シオンとの架け橋」 http://www.zion-jpn.or.jp/
編集:石井田直二 naoji@zion-jpn.or.jp
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