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□イラクの産油都市の手ごわい相手/ワシントン・ポスト (前半) [イラク情勢ニュース]
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URUKNEWSイラク情勢ニュース (転送・紹介歓迎)
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2006/01/20(金)
[飛耳長目録 today'snewslist]
☆イラクの産油都市の手ごわい相手 (前半)
☆年内にイラク駐留部隊撤退=6月までにまず1000人−伊国防相
☆米国産牛肉輸入を全面停止 成田で危険部位混入が発覚
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☆★イラクの産油都市の手ごわい相手 (前半)
InIraqiOilCity,aFormidableFoe
ワシントン・ポスト 2006年1月19日
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http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2006/01/18/AR2006011802562_pf.html
ゲリラから奪還しようと空挺部隊が戦う
AirborneSoldiersStruggletoBreakGripofInsurgents
バイジ発:
自分の乗ったハンビー(軍用特殊車両)がハイウェイにあいた穴を回避して大きく
揺らいだとき、ロビン・ヒューストン上等兵は空にむけて銃弾を連射した。彼の車列
は対向車線にはみ出て、イラク人の車両が舗装してない路肩に追いやられた。
ハンビーを指揮するシーン・デイビス2等軍曹(30歳、フロリダ出身)は、銃声
とハンビーのうなる音に負けず、道路脇爆弾は「ほんとに厄介だ!」と叫んだ。「彼
らを道路から追い払うために警告射撃をしてるんだ!」
長いあいだ米軍に干渉されず今でもゲリラに掌握されているスンニ派アラブ人の年
であるバイジ市では、デイビスと彼の小隊がとった戦術は爆弾で命を落とすことを回
避するために毎度のこととなっている−−兵士たちが説明した。昨年秋、米陸軍の第
101空挺師団がイラク北部の安全確保任務を受け持ってから1ヶ月のあいだに、3
4人いた小隊の4分の1以上が道路脇爆弾によって死亡もしくは負傷した。
バイジ市は米軍にとって危機的なまでの最重要性を帯びることになっている。それ
はイラクの石油産業にとっての重要性ゆえであり、事実として、ゲリラの脅威によっ
て政府がここにあるイラク最大の石油精製所(1日あたり20万バレルを処理する)
の閉鎖に追い込まれることになった。
しかし第187歩兵連隊第1大隊ブルドッグ中隊に所属するデイビスの小隊と第1
01空挺師団の数百人の兵士が最初にバイジ市に派遣されたとき、同市は実質的に未
知の領域であった−−当地の米陸軍将校が言った。知識の欠落は明らかに致命的だっ
た。
米軍の司令官たちが限られた部隊をバグダッドやモスルのような大都市に集中させ
ていたとき、イラクにある多くの小都市および町と同様に、約6万人の人口を抱える
バイジ市は長期にゲリラの天国となっていた。以前の米軍部隊はほとんど市外に駐屯
し、情報も最小限のものしかなかったと将校たちが話した。
結果として、多くの兵士がイラクとアフガニスタンで戦場体験を積んでいた第10
1空挺師団の歴戦の部隊でさえ、ゲリラ勢力が彼らを不慣れの地形に誘いこんだため
に、イラク戦争の最初の6週間に多くの犠牲者を出した陸軍部隊と同じ目にあうこと
になった。
今月、爆弾、地雷、そして最近では自動車爆弾を使った自爆攻撃による死亡者に悩
まされた陸軍司令官たちは、ブルドーザーを動員して砂の壁を築き、塹壕を掘り、市
内への出入りを厳しく制限するための障壁を設置し始めた。彼らはバイジの一角であ
るシニヤー村を長さ6マイル、高さ8フィートの塀で完全に封鎖した。
他方、デイビスの小隊は自前の戦術で安全を確保しようとしてきた。彼らは基地内
のコンクリートを捜してまわり、ゲリラが自家製爆弾を隠しそうな穴という穴に水で
溶かして注ぎ込んだ。「コンクリートまがいのものまで捜したぜ」とダニー・キッド
1等軍曹(36歳、ニューヨーク出身)が言った。同じ部隊の他の兵士同様に彼も攻
撃の激しさに驚いている。別の兵士たちは、イラク人の車両を道路から追い散らすた
めに、自分たちのハンビーに警察のサイレンを搭載していた。
「今度ばかりは危険が増しているのは確かだ」と特殊部隊のデイビッド・ジョーン
ズ(24歳、ニューヨーク出身)が言った。彼も彼の所属する小隊もイラク派遣は2
度目である。「こんなに早く多くの同僚を失うとは思ってなかった」。
◆強まる敵意
チグリス川をバグダッドから北へ120マイル遡(さかのぼ)ったところに、バイ
ジ市の巨大な工業設備は砂漠の風景から生えでた金属のジャングルのようにそびえて
いる。人口の98%がスンニ派モスレムであるバイジの街は、石油と電気設備の運営
と保護を協力的な部族にまかせたサダム・フセインの時代に繁栄した。
2003年の米軍侵攻ののち、これらの保護された仕事は消え、アメリカ軍に対す
る敵意とゲリラへの志願者が集まっている、と、バイジ住民は話した。2003年と
2004年におこなわれた米軍による激しいバイジ掃討作戦は、多くの住民を怒ら
せ、脅かし、屈辱を与えることとなった−−住民たちが説明した。
「アメリカ軍と戦っている人々のほとんどは、彼ら(米軍)はわれわれのためには
何もせず、民家を破壊し住民を捕らえただけだと私に語った」とバイジ石油精製所の
理事アディル・ファエズ・ジールが言った。「仕事はなく、水もなく、電気もな
い」。
そうしたなかで、地元の指導者によると、バグダッドからモスルへ南北に走るハイ
ウェイ沿いのバイジ市を通過する米軍車列は、ヒット・アンド・ラン(撃っては逃げ
る)攻撃で住民たちを殺してきた。バイジさ代の部族の1つであるカイシ部族の指導
者ガエブ・ナフース・ハミド・ハラフは、「私の部族でも多くの人々が殺され、語る
べき言葉を知らない」と話した。
石油取引から資金を獲得する一方で、ゲリラはバイジをモスルおよびバグダッドへ
の出撃基地としてきたと米軍将校は言う。犯罪的なネットワークとともに、彼らはパ
イプラインを切断し石油製品をブラック・マーケット(闇市場)に流すことによって
利益を得始めた。「ティクリートに駐屯する第101空挺師団の作戦参謀マイク・
ゲッチェル中佐は、「石油が流通しているときは金にならないが、それが妨害される
と彼らは金を手にする」と語った。
バイジでは、ガソリンの闇市場が活発で、売り手たちは米軍に拘束されても何時間
か何日かすれば再び姿をあらわす。「彼らはいたるところにいる」−−ヒューストン
上等兵(20歳、シンシナティ出身)が街をパトロ−ルしながら話した。
(つづく)
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☆★年内にイラク駐留部隊撤退=6月までにまず1000人−伊国防相
1月20日 時事通信
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060120-00000004-jij-int
【ジュネーブ19日時事】イタリアのマルティノ国防相は19日、議会上院の防衛・外
交委員会で、イラクに駐留するイタリア軍部隊2600人を年末までに撤退させると述べ
た。当面、6月までに1000人を帰国させる。
イタリアの派遣規模は現在、米国、英国、韓国に次ぐ4番目だが、4月9日の総選挙
を控え、国民からの反発の強いイラク政策の見直しを宣言した。イタリアの決定は自
衛隊のイラクからの撤退時期にも影響を及ぼしそうだ。
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☆★米国産牛肉輸入を全面停止 成田で危険部位混入が発覚
政府再開に拙速の批判も
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東京新聞 1月20日
http://www.tokyo-np.co.jp/00/detail/20060120/top_____detail__007.shtml
政府は20日、米国から輸入された牛肉に牛海綿状脳症(BSE)の病原体がたま
りやすい特定危険部位の脊柱(せきちゅう)が混入しているのが確認されたと発表、
米国産牛肉の輸入を当面、全面停止することを決めた。
・・・ 米国産牛肉の輸入は、脳などの頭部や脊髄(せきずい)、脊柱、回腸と
いった特定危険部位の除去や生後20カ月以下の牛への限定を条件に、政府が昨年1
2月に再開したばかり。
安全確保のための輸入の前提条件がわずか1カ月で大きく揺らいだことになり、
「見切り発車」との声もある中で、再開に踏み切った政府の判断が拙速と厳しく批判
されるのは必至だ。
・・・ 消費者団体などからは「輸入再開を前提に議論が進められた」との批判の
声が出ていた。共同通信社の昨年12月の世論調査では「米国産牛肉を食べたいとは
思わない」と75%が回答するなど、消費者の不安感は強く、輸入再開に国民の理解
は十分に得られていなかった。 ・・・
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