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ブッシュ政権の盗聴は行き過ぎ ゴア前副大統領【CNN】
http://www.cnn.co.jp/usa/CNN200601170019.html
2006.01.17
Web posted at: 16:57 JST
- CNN/REUTERS
ワシントン──米民主党のゴア前副大統領は、黒人公民権運動の指導者マーティン・ルーサー・キング牧師の生誕記念日にあたる16日、共和党のブッシュ政権がテロ対策で裁判所の令状なしに盗聴活動を行ってきたことを「ぞっとする行き過ぎた権力掌握」と批判し、米憲法が危険にさらされているとの認識を表明した。
ゴア氏は米国家安全保障局(NSA)による盗聴活動を、ブッシュ政権が繰り返し継続的に携わっている違法行為だとしたうえで、「法律を破る大統領は、わが国の政府の根幹を揺るがす」と明言した。
ゴア氏はまた、米政権による権力乱用の危険性が、大量破壊兵器の開発保有疑惑を口実に始まったイラク戦争に見られると指摘。ジョージ・オーウェルの小説「1984」を引用しながら、厳しい現実に直面するまで認識の誤りが改められることはないと述べ、「イラクでは既に2200人の米兵が死亡し、(ブッシュ政権の)誤った認識は既に現実に突き当たっている。権力が野放しで責任を負わなければ、大変な過ちや(権力)乱用につながることはほぼ不可避だ」と危機感を表明した。
ゴア氏は盗聴問題について、特別捜査官の任命を求めていく考えにある。
共和党関係者はゴア氏の発言を受けて、同氏の興味が事実や法律より人の注目を集めることにあると批判。また、大統領には盗聴実施権限があり、憲法や人権の擁護との矛盾はないと述べ、ブッシュ政権が「同時多発テロの教訓を得た点で極めて重要」であるとの認識を示した。