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□記者含むイラク人拘束者500人を釈放 米軍が3カ所の刑務所から [アルジャジーラ]
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1636774/detail
記者含むイラク人拘束者500人を釈放 米軍が3カ所の刑務所から
【アルジャジーラ特約16日】イラク政府当局の発表によると、イラク駐留米軍は15日、首都バグダッド西郊約30キロにあるアブグレイブ刑務所など3カ所の刑務所で収監していたイラク人拘束者約500人を釈放した。
この中にはロイター通信の記者とカメラマンの各1人も含まれ、いずれも明確な容疑がないまま、身柄を4、5カ月間も拘束されていた。
この日釈放された約500人は、米軍兵士による人権侵害事件で有名となったアブグレイブ刑務所のほか、キャンプ・ブッカ(イラク南部)、キャンプ・スセ(同北部クルド自治区スレイマニヤ)での収監者たちで、駐留米軍などを標的とするテロ組織などとの関係を疑われ収監されていた。「テロ組織とは無関係」が釈放の理由とされる。
ロイター通信によると、釈放されたのはマジド・ハミード記者とアリ・マシュハダニ・カメラマンの2人。マミード記者は同通信のほか中東アブダビの衛星テレビ、アルアラビーヤでも働き、昨年9月に、また、マシュハダニ・カメラマンは同8月にそれぞれイラク中部ラマディで米軍に拘束された。
関係筋によると、イラク全土では依然、同国人約1万2千人が駐留米軍およびイラク軍部隊に武力攻撃などを行ったとの疑いで拘束されている。これら収監者たちの釈放の可能性は分かっていない。
また、米軍によると、イラク北部モスルで15日、米軍用車と民間の自動車が衝突し、民間人4人と米兵1人の計5人が死亡したほか、米兵ら2人が負傷した。民間人の死者は運転手1人と同乗していた女性3人だった。
一方、イラク内で活動する「イラク聖戦アルカイダ」などイスラム教スンニ派の6武装組織が15日、統一組織「イラク・イスラム戦士評議会」を設立した。武装組織のウェブサイトに掲載された声明で明らかになった。
それによると、戦士評議会は「バグダッドを占領した外国軍などと戦う」のを目的とし、イラクおよび世界のイスラム教徒に対し、イスラムの勝利と抑圧された者たちの解放のため参加するよう呼び掛けている。
しかし、戦士評議会には「アンサール・スンナ軍」といった駐留米軍へのテロ攻撃を行っている中心的組織は参加していない。
聖戦アルカイダを指揮するザルカウィ師は、駐留米軍などへの武装攻撃を繰り返しているため、米軍が必死になって行方を追っている人物の1人。(翻訳・ベリタ通信=志岐隆司)
2006年01月16日15時38分