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週刊文春に笹幸恵さん(ジャーナリスト)が書いた一文が、「問題」に成って
居ます。
フィリピンのバターン半島で、第二次大戦開戦直後、アメリカ兵たちが、日本軍
に移動を命じられた「バターンの死の行進」について、自身が現地を踏破し、
言はれて居る様な残虐行為だったのかを検証した笹さんのルポルタージュに
対して、アメリカから抗議が上がって居るのですが、現時点では、文春は
この抗議に対して明確な反応を示して居ません。
私は、この「バターンの行進」について特別詳しい知識を持ちませんが、この
「事件」は、戦時プロパガンダとして、大いに誇張されて居る可能性が強いと
理解して居ます。そして、降伏したアメリカ兵が、この移動の前後に生命を
失った事はもちろん遺憾な事ですが、その原因は、本当に移動に有ったのか、
それとも、マラリアなどの疾病であったのかは、検証されなければならないし、
その死者数や、日本軍の対応が、真実「非人道的」な物であったか等の問題は、
きちんと検証されなければならないと考えて居ます。−−今回の笹さんの記事は、
この検証の一環であると理解して居ます。
もちろん、抗議する事は自由です。しかし、その抗議する側が、言論以外の
方法に訴えて記事の撤回を要求する様な事は有ってはなりません。又、「マル
コポーロ」廃刊事件(1995年)の際、厚生省幹部が職権を乱用して、言論
に介入した様な、官庁の介入があってはならない事も言ふまでも有りません。
私は、笹さんと文春編集部が、その取材に基く信念を貫く事を強く期待します。
西岡昌紀(元厚生省医務官)
http://blogs.yahoo.co.jp/nishiokamasanori/
http://zenkoji.shinshu-u.ac.jp/mori/dohc/dohc9708.html