★阿修羅♪ > 戦争77 > 349.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
朝日新聞からhttp://www.asahi.com/international/update/0105/011.htmlより引用
イラクで自爆テロ相次ぎ 118人死亡
2006年01月05日23時10分
イラクで5日、自爆テロが相次ぎ、少なくともイラク人計111人と米兵7人が死亡した。ロイター通信などが伝えた。近く予定されている正式政府の発足を妨げ、政治状況の不安定化を狙う武装勢力の犯行とみられる。今年に入って、イラクでの死者は220人を超えた。
南部のイスラム教シーア派の聖地カルバラでは5日、シーア派モスク周辺の人通りの多い路上で、爆弾を身に着けた男が自爆、周囲にいた51人が死亡した。男は小さな鉄球を含んだ手製爆弾を持っており、それが周囲に飛び散って被害が拡大したという。
中部のスンニ派地域ラマディでも同日、警察とイラク軍への志願者の列のなかで男が自爆し、少なくとも60人が死亡した。米兵7人は、バグダッドでの仕掛け爆弾などで亡くなった。
イラクでは06年に入り、武装勢力の攻撃が再び増えている。ロイター通信のまとめでは、4日にも市民や治安部隊員ら計62人が死亡。石油を輸送中のタンクローリー20台が炎上する襲撃事件も起きている。
12月に行われた国民議会選挙の結果が間もなく発表され、選挙結果に基づいた正式な政府が発足する予定だ。「イラク・アルカイダ機構」などイスラム過激派を中心とする武装勢力は、シーア派市民や治安関係者、さらに選挙に参加したスンニ派を無差別に狙うことで社会不安を増大し、政府や政治プロセスへの信頼を失わせようとしているとみられる。