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「エルサレムの平和のために祈れ」 詩 122
本紙の発行は、原則として毎週火曜と金曜です。
=====【今号のポイント】================================
★(4日)警察がシャロン首相の汚職の証拠を把握
★(5日)シャロン首相が大規模な脳出血で入院
★(6日)首相の急病でもカディマの人気は衰えず
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2006年1月4日(水)
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*シャロン首相が300万ドルの収賄をした証拠を警察が把握か。昨年
末に贈賄側の関係者がイスラエルを訪問した際、警察がパソコンを押
収し、証拠が発見されたもよう。(P,H,I,7)
*シンベトのディスキン長官が「ハマスが自治政府選挙で勝てばイスラ
エルに重大な危険が及ぶ」と国会で証言。(H,7)
*レバノン国境に位置するガジャル村の住民が、イスラエル国内への移
転に反対するデモ。村内の国境は警備不能でヒズボラの侵入攻撃や密
輸などの温床となっている。首相は今日、対策を検討する。(P,H)
*ハマスのダマスカス本部がイスラエルとの停戦は終わったとの見解を
表明。しかし、ガザの指導者ハニエは「民族の利益のため」今月25
日の選挙まで停戦を延期するとの考えを示した。(H)
*アラブ政党間で連立交渉を進行中。2%の得票率が無いと議席が得ら
れないシステムになるため、小党分立状態のアラブ系政党は議席を失
う危険性がある。しかし、各党の政策の違いは大きい。(P,H)
*国防軍がヘブロン近郊で逃亡テロリスト1人を殺害。(P,H)
*モファズ国防相が北部国境を視察。昨年の砲撃事件以来、レバノンに
おけるアルカイダの動きを監視していると語った。(P)
*国防軍のハルツ参謀長が軍需産業関係者に講演。先制攻撃戦略が国際
社会の理解を得にくくなる中、カッサムなどのロケット砲によるテロ
攻撃に対抗する防衛兵器開発が必要になっていると語った。(P)
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2006年1月5日(木)
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*シャロン首相が昨夜大規模な脳出血を起こし緊急入院。首相は脳に血
栓が出来る発作を起こして以来、血液凝固を防ぐ薬剤の投与を受けて
いたため、出血しやすい状態になっていたと見られる。(P,H,I,7)
*首相に全身麻酔を行うことになったため、法の規定によりオルマート
副首相が首相代行になった。首相が死亡した場合でも、3月28日の
総選挙まで同氏が政権を担当する可能性が高い。(P,H,I,7)
*ブッシュ大統領ら各国の指導者がシャロン首相の回復を祈るメッセー
ジ。アラブ世界では和平の後退を懸念する声が出ているが、ハマスは
「神の賜物」だとシャロン首相の重病を喜ぶ声明を出した。(P,H,I)
*シャロン首相の収賄疑惑について、各党が首相を非難。しかし起訴さ
れるかどうかの結論は選挙後になる可能性が高い。(P,H)
*ガザではファタハ武装勢力が自治政府施設を襲撃する事態が続発。一
部のファタハ勢力がラファの国境をブルドーザーで破ってエジプトに
侵入攻撃を行い、エジプト兵2人が死亡した。(P,H,I)
*入植者組合の指導者だったシュネラー氏がカディマへの参加を表明。
入植者のカディマへの支持を増すと期待されている。(P,7)
*ガザから約15発のカッサムロケット砲撃。しかし大きな被害は無し。
悪天候で反撃がしにくい時間を狙った攻撃と見られている。(H)
*自治政府の選挙委員会がアッバス議長に辞表を提出。自治政府幹部が
25日の選挙を延期するよう圧力をかけたためと見られている。(H)
*3年前、パレスチナ支援活動中に死亡した米国人コリーさんの両親が
ガザを訪問中に誘拐されそうになったことが判明。「安全な時に来て
くれ」と両親を泊めたパレスチナ人は語ったという。(P,I)
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2006年1月6日(金)
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*2回にわたる手術の後、シャロン首相の容体は安定。医師団によれば
脳機能に障害が残るのは避けられない情勢となっている。障害の程度
は、日曜に麻酔から覚めるまではわからないという。(P,H,I,7)
*オルマート首相代行が初閣議を召集し、首相が死去した場合の対策な
どを検討。また、リクードは政権を離脱する措置を撤回した。(P,7)
*シャロン首相の重病にもかかわらず、カディマは昨日時点でまだ高い
支持率を維持。ペレス氏が新党首なら42、現首相代行のオルマート
氏が党首なら40の議席を確保する見込み。(P,H)
*シャロン党首の重病で、カディマの候補者選びは難航か。まだ党則が
無く、どうやって候補者を決めるかが明確でないため。(P,H)
*昨日からイスラエルを訪問する予定だった米国政府代表団は訪問を延
期。日本の小泉首相も訪問を延期することを決めた。(P)
*多くの自治政府高官は、シャロン首相の病気で和平が停滞することに
懸念を表明。しかし、首相の病気を歓迎する声も多く、自治区の各地
ではお菓子を配って祝う光景が見られた。(P,H)
*チーフラビが首相の回復を祈るよう国民に呼びかけ。しかし右派ラビ
は回復を祈ることに反対。エルサレムの右派女子高ベイト・シュラミ
ットでは、首相の回復を祈らないように生徒を指導した。(P)
*米国の福音派指導者パット・ロバートソン師が、シャロン首相の急病
は領土的譲歩に対する神の警告だと発言。(H)
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[情報源略号表]
P=エルサレム・ポスト http://www.jpost.co.il/
H=ハアレツ http://www.haaretzdaily.com/
7=アルツ7 http://www.israelnationalnews.com/
I=イスラエル・トゥデイ http://www.harvesttime.tv/israel_today/
( )内の記号が情報源。メディアにより掲載日が異なる場合もあり。
[転載・引用・再配布について]
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発行:「シオンとの架け橋」 http://www.zion-jpn.or.jp/
編集:石井田直二 naoji@zion-jpn.or.jp
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