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(回答先: イスラエル首相、脳出血で手術を再開=出血が止まらず(AP/ライブドア・ニュース) 投稿者 熊野孤道 日時 2006 年 1 月 05 日 16:18:53)
中東和平に影響 シャロン首相 容体深刻 新党は空中分解か
【カイロ=加納洋人】イスラエルのシャロン首相が四日夜、重い脳卒中で再び入院したことで、三月末の総選挙を控え、イスラエル政界や中東和平交渉の行方は一気に不透明さが増してきた。首相が旗揚げした新党カディマが空中分解する可能性も出ている。
シャロン氏は、一九七三年のリクード創設時のメンバーで、「大イスラエル主義」を掲げ、入植地拡大推進を党是とする同党の下で、第三次中東戦争(一九六七年)によってイスラエルが占領したヨルダン川西岸やガザ地区でのユダヤ人入植地の建設・拡大に中心的役割を果たしてきた。
しかし、領土拡大の姿勢から一転し、昨年夏、リクード内の入植地撤退に反対する強硬派を押し切って、ガザ地区からの一方的撤退を敢行、約三十八年間に及んだガザ軍事占領に終止符を打った。そのため、撤退に反対するネタニヤフ元首相ら党内強硬派との対立を深め、昨年十一月、リクードを離党。首相は新党カディマを旗揚げして、三月末の総選挙に臨む姿勢を示していた。
三月の総選挙では、ガザ撤退完了後の西岸入植地の扱いなどが焦点となっており、すべての入植地撤退に反対するネタニヤフ元首相率いるリクードと大規模入植地を維持しつつも、一部撤退には応じる立場のシャロン新党、入植地の大規模撤退も視野に入れた中道左派労働党の三極を中心に争いが予想されていた。
新党カディマは、シャロン氏の強い指導力のもとで旗揚げされただけに、有力な後継者がいないのが実情。首相の容体悪化により、新党の行く末はもとより、中東和平の行方にも大きな影響が出るのは間違いない。
http://www.sankei.co.jp/news/evening/06int001.htm