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2006年1月5日(木)「しんぶん赤旗」
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2006-01-05/2006010507_01_3.html
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【メキシコ市=松島良尚】二十二日に就任するボリビアのエボ・モラレス次期大統領は三日、ベネズエラを訪問し、同国のチャベス大統領と会談、新政権発足後に締結する経済協力協定などを確認しました。モラレス氏はカラカス到着後、「両国はともに反新自由主義、反帝国主義のたたかいをすすめる」と強調しました。
チャベス大統領は会談後の記者会見で、「帝国主義やその取り巻きが新政権を倒そうとしても後悔するだろう。ベネズエラと同じことがまさにボリビアで起こっているからだ」と指摘しました。
モラレス氏は、ボリビアをたつ前に駐ボリビア米国大使と会談したことを明らかにし、「これは従属、服従もなく、脅迫も条件もない接触の開始となろう」と述べました。
ボリビアとベネズエラの経済協力協定によって、ベネズエラは、対ボリビアの軽油輸出全量を農産物との交換で供給します。また、ボリビアの社会問題に当てる三千万ドル(約三十五億円)の資金がベネズエラから新政権に寄付されることになります。
モラレス氏のベネズエラ訪問は当初の外遊日程にありませんでしたが、モラレス氏が先週のキューバ訪問中にチャベス大統領と電話会談したさいに招待され、実現しました。モラレス氏はベネズエラからスペインに向かいます。