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□人質のスーダン人外交官ら解放される 在イラク大使館閉鎖受け入れで [アルジャジーラ]
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1597464/detail
人質のスーダン人外交官ら解放される 在イラク大使館閉鎖受け入れで
【アルジャジーラ特約1日】スーダン外務省当局者は12月31日、アルジャジーラの取材に対し、イラクの首都バグダッドで拉致されていた同外務省のアバド・ムニム・フリ2等書記官ら5人が無事、解放されたと明らかにした。
今回の人質解放は、スーダン政府が拉致実行組織の要求を受け入れ、在イラク大使館の閉鎖と館員の引き揚げを行ったことから実現したとみられる。
拉致されていたのはフリ2等書記官とスーダン人の現地大使館員4人の計5人。同書記官らは昨年12月23日、バグダッドのモスク(イスラム教寺院)で「金曜礼拝」を終え、出てきたところを武装グループに拉致された。
犯行グループの正体は不明だったが、イラク聖戦アルカイダ組織が同29日、インターネットのサイトを通じ、スーダン政府に「48時間以内に在イラク大使館を閉鎖しイラクと外交関係を断絶しなければ、人質を殺害する」と脅迫してきた。
これに対しスーダン政府は同要求を受け入れ、同大使館閉鎖と館員のバグダッド引き揚げを決定した。その結果、今回の2等書記官ら5人の人質解放につながったとみられる。
スーダン外務省のイブラヒム次官はアルジャジーラに対し「館員たちには12月30日に、大使館を閉鎖し、直ちにバグダッドを引き揚げるよう指示した」と語った。
しかし、イブラフム次官は、武装グループが要求していたイラクとの外交関係断絶については言及しなかった。(翻訳・ベリタ通信=志岐隆司)
2006年01月01日15時09分