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□キャロル記者が再び訴え 誘拐グループのビデオをアルジャジーラが放映 [アルジャジーラ]
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1676957/detail
キャロル記者が再び訴え 誘拐グループのビデオをアルジャジーラが放映
【アルジャジーラ特約30日】イラクで誘拐された米国人女性ジャーナリスト、ジル・キャロルさん(28)は30日、アルジャジーラが放映したビデオの中で、泣きながらイラク女性の囚人たちを釈放するよう訴えた。
ビデオでは、キャロルさんはベールをかぶった姿だったが、音声はなかった。時間のキャプションは1月28日となっていた。
アルジャジーラ局のニュースキャスターは、ビデオ放映に際して、キャロルさんが米軍部とイラク内務省に対し、収監されているすべてのイラク女性を釈放するよう訴えているとして、このことが「彼女の解放を勝ち取ることに役立つ」と述べた。
武装集団が、クリスチャン・サイエンス・モニター紙に寄稿しているフリージャーナリストのキャロルさんをバグダッドで拉致したのは1月7日。すべてのイラク女性囚を釈放しなければ、キャロルさんを殺害すると脅迫した。誘拐事件で彼女の通訳は射殺された。
彼女は、インタビューを申し入れていたスンニ派政治勢力の指導者、アドナン・アル=ドゥライニ師の事務所を訪れるところだった。
キャロルさんの最新の映像は米国で広く放映されたが、多くのテレビ局は、あまりに人心をかき乱すとして、数秒以上の放映を拒否した。
クリスチャン・サイエンス・モニター紙は30日、彼女の身の上を強く懸念すると表明した。編集長のリチャード・バージェンハイム氏は「ジル・キャロルのような女性が最新のビデオに見られるように扱われていることに、心ある者なら誰でも痛みを感じるでしょう」と語った。
米軍部は21日、イラク女性の収監者5人を釈放すると声明したが、米政府当局者の一人は、この釈放がキャロルさんを誘拐したグループの要求とは関係ないと語った。5人は400人以上のイラク人収監者と一緒に釈放されたが、まだ4人の女性が米国が管理する拘置施設に収容されている。
キャロルさんの姿は1月17日に放映されたビデオとは対照的であった。前回、キャロルさんはグレイのセーター姿で、長いブラウンの髪は乱れていた。今回のビデオは1月17日以来の映像で、画面の左側角のキャプションは同日、誘拐グループが名乗った「復讐の旅団」とアラビア語で書かれていた。彼女の姿はカーペットとみられる色彩鮮やかな背景の前で撮影されていた。
キャロルさんは2002年、アラビア語を習得し、イラク問題を報道するためにヨルダンに行った。2003年にはバグダッド入りし、クリスチャン・サイエンス・モニター紙(本社 ボストン)に定期寄稿した。
彼女の両親、訪問先のドゥライニ師は彼女の解放を心から訴えた。
このビデオテープは、過去数日間、イラクの反米・反政府武装集団が幾つかの外国人誘拐事件のビデオを公表する中で、届けられた。
昨年11月以来、イラクで西側平和運動家を捕らえているグループは先週、誘拐された人たちの新しいビデオを公表し、要求を受け入れる「最後のチャンス」を提供すると声明した。
一方、二人のドイツ人技術者がイラク北部で誘拐され、27日に救出を求めるビデオが公表された。1月初めには、ケニア人電気通信技術者二人がバグダッドで拉致されたが、その後、何の情報も伝えられない。(翻訳・ベリタ通信=日比野 孟)
2006年01月31日15時37分