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サマワの陸自、3月から撤退へ
英豪軍とともに米了承、最終調整
日本、英国、オーストラリア三国はイラク南部サマワで活動している陸上自衛隊と英豪両軍の撤退作業を三月中旬から開始して五月末までに完了させる方針を固め、最終調整に入った。米国も了承しており、サマワを含むムサンナ州の治安権限はイラク側に移譲する。日本政府は陸自撤退に伴い、航空自衛隊のイラクでの活動範囲を拡大する方向だ。複数の政府筋が三十日、明らかにした。
今月二十三日に日英豪三国と米国の外交、国防当局者がロンドンで秘密会合を開いて撤退時期などを協議。イラク連邦議会選挙を経て正統政府が二月にも発足する見通しが立ったことを踏まえ、英国が三月着手−五月完了の撤退スケジュールを提示した。米国は政治プロセスや治安状況に大きな変化が起きないことを前提に大筋で了承した。
陸自撤収の際は、英豪両軍が警護。陸自宿営地は解体せず、地元住民に受け渡すとともに、経済面で不満が出ないよう政府開発援助(ODA)を通じて復興プロジェクトを強化する予定だ。
日本側は米国に対し、陸自を撤収させる一方、クウェートを拠点にサマワ近くのタリル空港へ主に自衛隊の物資を輸送している航空自衛隊C130輸送機三機の任務を拡大させる構想を打診。米側は首都バグダッドや中部バラドなど米軍拠点への米兵や物資の輸送に期待を示しており、日本は政府内の調整を急ぐ。
http://www.chunichi.co.jp/00/sei/20060131/mng_____sei_____002.shtml