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(回答先: テスト 投稿者 white 日時 2007 年 1 月 26 日 01:17:13)
□【健康情報は歪められている】トランス型脂肪酸についてなぜ報道しないの? [ナターシャタイムズ]
http://www.nstimes.info/12-2002/special_report.htm
トランス型脂肪酸についてなぜ報道しないの?
健康情報は歪められている 第二弾
テレビの影響力って凄いですよね。「医者が言っているから真実」「テレビでやっているのだから間違いない」と、テレビで取り上げられる情報は、ほとんどの視聴者が信じ込みます。私の主人ですら、何年も前から私が言い続けていることをちっとも聞かないくせに、テレビで一言〇〇先生が「いいですよ」と言うと、すぐ実行に移すくらいです。だからこそ、本当に健康にとって必要な情報を、ありのまま伝えてもらいたいと思うのですが、なかなかそうはいかないようです。
いろいろな制約があるなかで情報提供が行われるため、本当に正しい情報が伝わらないというのは、ある面仕方がないのかもしれません。番組の限られたワク内では限られた情報しか扱えないという事情もあるでしょう。でも、一番大きな問題は、メディアにとっての大スポンサーに不利になる情報がカットされ、真の健康情報が一般視聴者に伝えられないということ。
前回取り上げた「マヨネーズ」の例のように、スポンサーを満足させる情報はどんどん流されるけど、都合悪いことには触れない。直接その番組のスポンサーではなくても、局あるいは雑誌社にとっての大広告主に関連していることについては、マイナスの情報になりそうなことは、一切取り上げることをしません。
油脂の実体暴露は絶対御法度
私自身テレビ番組に出演する時も、事前に厳重注意を受けることがあります。洋酒メーカーがスポンサーになっている番組では、「酒」という言葉が御法度でした。化粧品の害についてはどこの番組でも話させてもらえません。同様に油脂に関しても…。
私は昔から、健康を左右する大きな問題として油脂の害について触れることが多いのですが、このようなことに関しては一切口にしないようにとの注意を受けます。一日中流され続けるテレビ・コマーシャルの多くは、油そのものか、何らかの形で油脂を使っている食品類ばかり。全国ネットの電波を通じて、「油脂は毒性の強い有害物質。体にとって最悪。シャットアウトすべき!」なんていおうものなら、その番組のスポンサーばかりか、その局で流されている他の番組のスポンサーからまで総スカンをくってしまうのは必至です。
「油脂に注意」ということは、ほぼすべての食品を否定することになりますから、局側が神経質になるのはわかります。でも、それだけ頻繁に、毎日毎日口に入れるものだからこそ、消費者としては本当のことを知りたいし、知らされるべきでしょう。そのような情報こそ、健康維持のために、最も重要なんですよね。でも、残念ながらこのような情報が表にでることはありません。むしろ、体にもっとも悪い油脂でさえ、プラス面だけが誇張して伝えられるばかりです。
トランス型脂肪酸は狂った油
もう何年も前になりますが“「植物性だから健康的」にだまされるな”と題して、植物性油脂の怖さをナターシャタイムズに書いたことがあります。その中で私は、マーガリンやショートニングが「毒性の強い添加物の塊」であると警告しました。その後ホリスティック栄養学を勉強していく過程において、これらの脂肪には添加物以上に恐ろしい問題が隠されていることを知りました。
市場に出回っているほとんどの精製油は水素を添加し、脱臭して臭いやクセをなくしています。また、高温高圧をして日持ちよくしているのですが、こうした処理が分子構造を変え、私たちの体がうまく利用出来ない有害物質を生みだすことになっています。
水素添加により分子の構造が変わってしまった脂肪酸はトランス型といいます。このトランス型脂肪酸については、欧米のヘルスコンシャスな人たちが最も神経質になり、食事から排除を心がけているもの。明らかに健康に悪い影響を及ぼすことが分かっているのに、日本では話題にすらされません。報道規制でも敷かれているのではないかと、勘ぐりたくなります。体にとって重要な働きをするコレステロールの方は悪者扱いされ、害しかないトランス型脂肪酸は全く“おとがめ”なしというのは、大企業の利益のために、国民の健康が犠牲になっているとしかいいようがありません。
細胞膜やエイコサノイドになれない
トランス型が問題なのは、分子の立体構造が変わってしまうため、
* 細胞膜などの膜組織に都合よく収まらず、細胞膜の材料として適さないこと。トランス酸が多量に膜組織に取り込まれた場合、膜が構造的に弱くなり、有害な成分の侵入を許しやすくする可能性があります。つまり、ガンになりやすくなったり、病原菌やウイルスに対して抵抗力がなくなるということ。
* エイコサノイドに転換されないばかりか、他の脂肪酸がエイコサイドにに成形されるのを防いでしまうこと。つまり、必須脂肪酸であるリノール酸を十分摂取していても、トランス型脂肪酸があると、それがγリノレン酸→ジホモガンマリノレン酸へと変換していくことができず、結局エイコサノイドも、必要に応じて作れなくなってしまうのです。
エイコサノイドがあらゆる体機能を微調整していることは、これまで何度となくふれてきましたが、これを作れなかったら体内でのあらゆるバランスが崩れ、炎症が起こりやすくなったり、免疫力が低下したり、喘息や脳梗塞ほか、様々なトラブルが続発することにつながります。
ちなみに厚生労働省が昨年発行した「日本人の栄養所要量食事摂取基準編」には、トランス脂肪酸の危険性に注目した記述が明記されています。つまり、厚生労働省はこの問題を把握しているということです。にもかかわらず、トランス脂肪酸を含む油脂でも“特定保健用食品”に認定し、厚生労働省の「お墨付き」の健康油として販売されているんですから、日本は不思議な国としか、いいようがありません。
トランス型脂肪酸が現代人の命を狙っている
典型的なトランス型油脂といえばマーガリンとショートニング。ポテトチップス、クッキー、ケーキ、コーヒーに入れるクリーム、アイスクリーム、レトルトカレー、その他ジャンクフードといわれるものほとんどがトランス型油脂を含みます。また、パンに塗りやすくしたマーガリンは、食用油より水素点かを多くして生成しますので、トランス脂肪を含む割合も多くなります。一般市場に出回っている精製油にも、トランス型脂肪酸はかなり含まれています。
アメリカでは、ラベルに“partially hydrogenated”という表示義務がありますので、油脂類を含む製品を買うときには確認できますが、日本ではこの表示義務もありません。
トランス脂肪酸の含有量を見てみてみましょう。
1997年に行われた日本の大手食用油メーカーの分析値を見ると、トランス型脂肪酸の含有量は、通常の精製油(サラダ油など)で、大体1〜2.4%程度。マーガリンで、14%近く含まれています。トランス型脂肪酸を含まない油を揚げ物に何回も使って使い古しても、2.4%という値にはならないといいますから、この分析値はかなり危険な数値。”健康油“が健康的とはいえない所以です。
アメリカでのここ100年間のガンによる死亡率の上昇(1900年には30人に1人だったのが、現在は4人に1人)は、実は、トランス型脂肪酸含有の植物油の消費量の増加ラインと、ピッタリ一致しているのです。
日本では報道されていませんが、トランス脂肪酸を多く含むマーガリンは悪性リンパ腫の原因になるという研究発表や、トランス脂肪酸の乳ガンとの関連、心疾患との関係なども明らかになっています。欧米のメーカーは各種研究発表に早急に反応し、トランス脂肪酸を除去するメーカーも出ています。例えば英国では、1994年にトランス型が8〜12%含まれていたソフトマーガリン類は現在は1%以下に抑えられています。ちなみにオランダでは、トランス型脂肪酸の含まれた油脂は販売禁止となっています。
一般消費者にこのようなことが一切知らされていない日本では、こうした企業努力はまずなされていないでしょう。そんなことをするより、コレステロールを悪者に仕立て上げておいた方がよっぽど簡単だし、儲かるから・・・。