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(回答先: Re: test 投稿者 gataro 日時 2006 年 11 月 10 日 13:31:11)
http://www.yhlee.org/diary/?date=20061112 から転載。
[在日・韓朝鮮][ネット]Wikipedia「在日特権」の検証 その0
9日付けの記事だが、在日特権は存在するのかというエントリーにさきほど気づいた。「在日特権」という悪質なデマに関して、常識的な立場から検証されていて、意義深い記事だと思うが、DocSeri さんは、在日に関して、それほど知識のある方ではないようで、内容に若干間違いも見受けられる。その点について、少し補足したい。
それにしても、この記事からたどった Wikipedia の在日特権の項目を見て驚いた。主義主張の問題ではなく、単に事実関係のレベルで間違いだらけである。話の順序として、まず Wikipedia の記述の明らかな間違い、事実誤認などを検証し、その中で DocSeriさんの記述に触れるべきかもしれないが、長くなりそうなので、とりあえず、妄想科学日報の記事について、先に書いてみる。
特別在留(永住)資格
>確かに韓国籍/朝鮮国籍保有者及び台湾出身者に対しては特に永住資格が与えられているが、これは戦前日本が労働力として強制連行し帰国不能となって定住したという歴史的経緯から鑑みて当然与えられるべき権利と言えよう。
特別永住*1というのは、強制連行に関する補償的措置ではなく、朝鮮が日本の植民地だった時代に、日本国籍を持ち、パスポートなしで日本に渡航してきた旧植民地出身者に対して与えられた在留資格である。くわしくは、以前に書いた特別永住に至る法的地位の経緯という記事を参照いただきたい。
民団関連施設への減免税特権
>これは朝鮮総連からの分派団体であり、半ば慣例的に同列の処理がなされているのではないかと思われるが不明。
民団は総連の分派団体ではない。本国の分断状況を反映して、互いに敵対している。だから、共同声明を出したりすると、大騒ぎになるわけですね。
まあ、Wikipedia の記事は、ここが違う、と指摘できるだけ、まだましなほうで、ネット上に流布している「在日特権」なるコピペは、常識があれば決してだまされないような稚拙なものである。しかし、それに対して論駁しようとすれば、「ないということを証明する」という「悪魔の証明」を強いられる。アホらしいことこの上ないが、これにだまされる人が多数いるのも事実なので、確実に反論できるところから、反論していくしかあるまい。
*1 Wikipedia の項目名からして間違っているので、こちらはそれをそのまま書いただけだろうが、「特別永住」と「特別在留」というのは、まったく別の在留資格である。