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http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/asia/news/20060710k0000m030012000c.html
PTI通信によると、インドは9日、東部オリッサ州で、中国を射程に入れる核弾頭搭載可能な長距離弾道ミサイル「アグニ3」の発射実験を初めて実施、成功した。
インドとの民生用原子力技術協力の実現に向け、米上下両院の外交委員会が6月末にインドへの核技術供与を認める法案を可決したばかり。北朝鮮の長距離弾道ミサイル「テポドン2」などの発射に国際社会が非難を強める中、インドが核搭載可能な新型ミサイルを発射したことは米国などで反発を招く可能性もある。
同通信によると、この日実験されたアグニ3は長さ16メートルの2段式で射程3500キロ。中国の一部主要都市が射程に入る。搭載量は1000キロ。インドに向けた核ミサイルを配備しているとされる中国に対し「最低限の核抑止力」として軍事的に対等な立場に近づく狙いがある。
ムカジー国防相が見守る中、アグニ3は実験場の発射台からごう音とともにオレンジ色の炎と煙を吐き雲の中に。その後、ニコバル諸島付近の海上に着弾した。
インド政府当局者は6月まで、米議会が米印原子力協力を審議中にアグニ3を発射することは「適切ではない」としていた。
中国とインドは6日、中国チベット自治区とインド・シッキム州を結ぶ国境貿易を44年ぶりに再開し友好関係進展を演出したが、軍事的には警戒を解いていない。(共同)
毎日新聞 2006年7月9日 18時14分
【関連記事】
中印国境:交易ルート「ナトゥラ峠」44年ぶりに再開(毎日新聞)
http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/asia/news/20060707k0000m030029000c.html
【ニューデリー西尾英之】インド北東部シッキム州と中国チベット自治区を結ぶヒマラヤ越えの交易ルート「ナトゥラ峠」が6日、44年ぶりに再開され、両国間の陸路貿易が始まった。絹の交易で栄えた「シルクロード」の再開はアジアの両大国の関係改善の象徴となりそうだ。
ナトゥラ峠は海抜4545メートルで、インド東部の中心都市コルカタ(カルカッタ)とチベット自治区の州都ラサのほぼ中間に位置する。古くから中国とインドの主要な交易路として栄えてきたが、両国の全面戦争となった1962年の中印国境紛争で閉鎖された。
その後、中印関係は少しずつ改善に向かい、75年にインドに併合されたシッキム州について中国は05年、インド領と認めた。インド側もチベットが中国の領土であることを再確認し、ナトゥラ峠経由の交易再開が可能になった。
峠は冬は雪に閉ざされ、交易が行われるのは6月から9月の4カ月間のみ。当面はインドが農産物や衣類など29品目を輸出、中国からは絹や家畜など15品目が輸入される見込みだ。
毎日新聞 2006年7月6日 18時37分