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(回答先: Re:男性からの意見です 投稿者 Ｍグループ 日時 2006 年 12 月 11 日 23:15:52)
M グループさんへ
誤解されたのは私の書き方のせいかもしれませんが、私は、えん罪は仕方ないとは言っていません。どんな事件でもえん罪をつくらないように最善の策を講じるべきで、今の痴漢逮捕の方法はずさんすぎると思います。
女性の主張が百パーセント正しいといい切れないなら、それなりの対応を警察がするようにすればいいのです。（軽犯罪、迷惑条例というのか、この痴漢犯罪の対処は、地方公共団体によって違いますよね。）被害者だって、法や条例に従う義務があるのですから。両方の言い分を聞いて、調べればいいのです。
それを、えん罪を 被害者女性の証言のせいにすると、警察のずさんな捜査や、裁判の過程における問題点等が（検察、弁護士などの権限も含め）隠されてしまうでしょう。
これって、まったく同じではなくても、現在の他のえん罪事件と共通していることがあるのではありませんか。
また。こういう主張が通っていくと、悪いことは、被害者側が何も証言できなくなってしまうじゃありませんか。これは真犯人の思う壺ではありませんか。
痴漢事件を殺人事件と同じことと見たら、と仮定されていますが、そうだとして、被害者が この人です。と連れて来た （又は特定した）場合、警察は調べないで、その人を犯人として逮捕し 裁判でも、その被害者の証言を丸呑みにして 罰するのですか。
ありえませんね。殺人事件どころか、強盗事件でもありないのではないですか。
確かに重要証言とみなされるでしょうが。だいたい、被害者というのは感情が高ぶり、特別な心理状態にあるのですから、それを分かった上で対処するべきであり、そういう対応の仕方をきちんと決めればいいのです。
どうして変な比較をされるのか、不思議です。
私は、詳しくかきませんでしたが、（すみません） このえん罪で、多くの男性が痴漢犯罪について考えるきっかけになったと言いました。考えて欲しいと。
なぜ、このえん罪事件がおきたのでしょうか。それは、警察がきちんと調べないからでしょう。または、裁判で、女性の言い分ばかりきくからでしょう。で、それは女性のせい？？
違います。女性の言い分ばかり聞く行政側のせいではないですか。
その根底には、痴漢という犯罪（軽いとか、他の犯罪とは性格が違うとかは問題ではなく）を軽視してきた社会そのもの、または行政そのもののつけが、これらえん罪被害者にまわっているに過ぎないと思っています。
ずっと長い間、痴漢がいて、ひどい被害があったにもかかわらず、社会的には犯罪とも認識されず 何百万人の女性、少女がひたすら我慢してきたから、こういうえん罪事件がおきなかったのでしょう。だから女性が犯人と思しき人を突き出した時のきちんとした対処法が作られなかった、ということでしょう。今でさえ、警察も裁判もいい加減な調査しかやってないみたいじゃないですか。彼らは、女性がかわいそうなどの理由ではなく、めんどうだからやらないのではないですか。（警察官個人を責めていない）。
行政は、女性の地位が上がり、性犯罪への世間の目がきびしくなってきたので、痴漢も罪にとうことにしたが、かといって、警察官に特別な研修や、人員増加の予算などをまったく計上しなかったのでしょう。ストーカーについても似たようなことだったのではないですか。
多発するのに、警察は多忙（一般的ですが）で、彼らにしてみれば、そこまでやってられない というのもあるかもしれません。
このえん罪の背景にあるのは、こういう構造的な問題ではないのですか。
痴漢の被害者だって、すごくいやな思いをするのですよ。初めての被害ではないかもしれませし。それなのに、事件が起こって一番悲惨なおもいをしている被害者を責めて、いったい何になるのですか。
えん罪を作らないことと、被害者を救い守ることと対立させてはいけません。
両方をなくすことが大切です。
私が痴漢をなくせるのか、男性側に質問したのは、痴漢被害者をなくすことだけでなく、えん罪被害をなくすのに、とにかく痴漢撲滅が根本的に必要だと感じたからです。
もっと真剣に なぜ痴漢があるのかを調査すべきです。どうしたら、なくせるのか。
人々に 痴漢はひどい犯罪だ という意識を高める事により、様々の法が整備されれば、えん罪についても考えられていくでしょう。そして色々な対策によって事件が減少すれば、警察の負担も減っていき、ひとつの事件にもっとエネルギーが注がれるでしょう。
それから、気になったのは、えん罪と犯罪のたとえです。
一人の容疑者が疑わしい場合は罰せず とは裁判でよく言われることですよね。
意義はありません。
しかし 殺人犯１００人逮捕に失敗しても 一人のえん罪を作るよりいい、というのは、違うのではないですか。１００人の真犯人を逮捕することは重要ではないですか。
えん罪というのは、真犯人を捕まえてないのですから。
えん罪を作らないということと、真犯人をあげる努力とは、相反しないことではないですか。
もっと気になるのは、１０００人の痴漢の常習犯がいても、一人のえん罪を出すよりまし、と言うところです。すごい発想ですね。
これは、１０００人を捕まえようと頑張って、警察や裁判官の個人の立場や出世、成績に関わるから 人数を上げてしまう、ということでしたら、あなたの主張が正しいと思います。
でも、素直に解釈すれば、恐ろしいですね。
つまり、痴漢を捕まえようとしても、ほとんどはできるけど、たまにえん罪をだしてしまう。
だから、えん罪出さないために、痴漢はまあまあ、ある程度存在するのは仕方ない と取れます。
痴漢犯罪をなくす努力を放棄しているように取れます。
それは痴漢犯罪をたいしたことではない、と考えているからでしょうか。
それから、痴漢は、被害者がやめて、といえば、ストップするものなので、他の犯罪とは少し違うといいます。（刑法上もでしょうが）もちろん人は法に従うべきです。
ただ、その軽、重を、他のこと、たとえばえん罪のことを話す時に考慮するなら、この罪の重さは、男性の視点のみで決められている、いう事を忘れないでください。
確かに痴漢は、殺人未遂や、強姦より、軽いべきでしょう。
しかし、痴漢は、やめて、言ってやめるんだから、軽いなんて発想は、被害者の立場になってみればいえないと思いますよ。 そして加害者から見れば 本当にやり得犯罪ですね。もしそうなら。
小６の女の子の後ろにぴったり立って、混雑しているのに乗じて、下腹部でスカートをうまくたくし上げると同時に男性のものを 少女のおしりにぴったりとつけ、後ろから手をいれ、大人の女性のようにストッキングやぴったりとした下着をはいていない少女のどこに手をいれるか想像できますか。
そのショックはどんなものか想像できますか。
OLや大学生ならともかく（大半が痴漢なれしている。だから痴漢はねらわない）声をあげられないかもしれませんよ。こしを動かして逃げようとするかもしれません。にげられなかったら？？。
こういう事は、私は教育者でしたから、生徒、児童から相談を受けたことは何回かあります。
痴漢の実態はこうです。ほとんどは大人しそうな少女をねらうのです。
やっと声を出して、やめたとして、私は これは 「やめて」といえばやめる犯罪だから、軽いと私は思いません。（病気で声の出せない女性は、逃げられないしね。）強姦だ、準強姦だ、（私にいわればいっしょだと感じるが）、強制わいせつだ、迷惑防止条例違反と分類して言うけれど、それはあくまで男性の視点で決めたことを覚えておいてください。
男性みんなのせいと言っているのではありません。こういう刑法は（他にも例はたくさんあると思う）決して客観的とはいえない、ということです。特に性に関する犯罪は、両性の意見を反映すべきものと思いますが、いまだ、男性側の見方が主流だと思います。（変わってきているとは思う）
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