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□断じて免許制度の問題ではない [エゾ狂人日記]
http://blog.so-net.ne.jp/ezo-kyoujin/2006-12-05
断じて免許制度の問題ではない [教育はだれのもの]
「くらぶキッズ」という反社会的なウェブサイトを運営していた時点で東京都羽村市の小学校に勤務する渡辺敏郎教諭が「不適格教員」であることは論を待たないが、しかし、免許制度の厳格化で彼のような人物を排除できるわけではない。
たとえば、採用時点でのことを考えてみよう。幼児性愛者がその性癖から学校の教員を目指すことも十分あり得るが、そのことを正直に告白するはずはない。ごく普通の人間として振る舞うはずである。心理テストで振り分けできるのではないかという意見もあるかもしれないが、それほど信憑性があるテストを就職試験等で行っているという話はあまり聞いたことがない。クレペリンテストなどがどれほど当てにならないかについては村上宣寛著『心理テストはウソでした。』をぜひご参照いただきたい。要するに、自身の性癖を隠すことができないほどの「異常」者でなければフィルターにかけることは困難だということだ。
一方、今回の教諭については、カメラを持って不自然にこどもの写真を撮りまくっていたという証言があった。日本テレビのニュースの中でのことなので、日当5,000円の「地域住民」である可能性もあるが、もしこの証言が事実なら短期的には隠し通せても、日常の中では問題行動がほの見えていたということになる。つまり、日頃の言動に接しているはずの同僚や校長、教頭は少なからず異常性を認識していた可能性がある。そしてそこにしか「不適格教員」を正しく選別する道はないはずなのだ。
だが実際には、波風を立てたくない事なかれ主義によって問題は見過ごされてきた。ここを改善せずに免許の更新制度を導入しても、明らかに現場で不適格と分かっている教員が生き残り、免許更新プログラムに乗らないそれ以外の教員が失職する危険が高まるばかりであろう。
教育基本法の改正論議からしてそうだが、明らかに問題ありと衆目が一致している状況に対し、意図的に間違えた処方が提示されている。「プラセボ効果」というものもあるわけだから、たとえ誤診でも快方に向かえば良いのだが、この誤診は病人を殺しかねない。
「死を侮辱」遺族絶句 羽村市の教諭が事故死児童をHPに掲載---SankeiWeb
http://www.sankei.co.jp/chiho/tokyo/061205/tky061205000.htm
「心理テスト」はウソでした。 受けたみんなが馬鹿を見た
作者: 村上 宣寛
出版社/メーカー: 日経BP社
発売日: 2005/03/30
メディア: 単行本
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4822244466/sonet0f-22/ref=nosim
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<交通事故>死亡した子どもらの写真をネット掲載 告訴へ [毎日新聞]
http://www.asyura2.com/0610/nihon21/msg/456.html
投稿者 white 日時 2006 年 12 月 03 日 21:58:26: QYBiAyr6jr5Ac