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□[岐阜中2自殺]学校側の説明二転三転 原因には触れず|毎日新聞
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__2647487/detail?rd
[岐阜中2自殺]学校側の説明二転三転 原因には触れず
岐阜県瑞浪市の市立中学2年の少女(14)が今月23日、いじめをほのめかす遺書を残して自殺した問題で、いじめの有無を巡る学校側の説明が二転三転している。同校は少女の家族に対していじめを認めていたが、その後、会見などで「原因は分からない」「広い意味でのいじめはあった」と言い直しを繰り返し、30日には再び「現段階でいじめの事実は確認できていない」と話した。中学校では同日朝、緊急の全校集会が開かれたが、校長は自殺の原因には触れなかった。【浜名晋一、安達一正、稲垣衆史】
少女の家族によると、校長、学年主任らが28日、自宅を訪ねた際、少女が遺書で名前を挙げたバスケットボールクラブのチームメート4人について、家族が「(4人の)親はいじめがあったと認めているのか」とただすと、学年主任は「無視や強いパスなどで苦しめていたと認めている」と答えていた。家族はこの様子をビデオに収めており、報道陣に公開した。
しかし、校長は29日の会見で「自殺の原因は分からない」と説明。さらに同日夜には「広い意味でのいじめはあったが、自殺の原因となったかは分からない」とやや表現を変え、いじめの存在を一部認める発言をした。
ところが30日朝、全校集会後に、同校の教頭は報道陣に対し「現段階でいじめの事実は確認できていない」と話し、いじめの有無について明確な言及を避けた。二転三転する対応を追及されると、教頭は「学校の真意は『いじめの事実は確認できていない』との考えで一貫している」と繰り返した。
同校では「犯人捜しが先行すると生徒の間に動揺が広がる」として、今後、全校生徒に無記名のアンケートを行い、日ごろの校内でのいじめの有無などを問うという。
◇2回目の緊急全校集会
緊急の全校集会は午前8時半から開かれた。学校の説明によると、集会は少女の自殺翌日の24日に続いて2回目。最初の集会では校長が死因を明かさずに少女の死に触れ、命の大切さを訴えたが、この日の集会では校長が「自殺」と表現し、「不安を抱いている子も多いだろうが、より良い学校を目指していこう」とあいさつしたという。自殺の原因には触れなかった。生徒たちは静かに聞き入っていたという。
生徒たちは30日朝、一様に硬い表情で登校。教職員が通学路に立ち、「おはよう」と声をかけていた。学校前には多くの報道陣が詰め掛けたが、ほとんどの生徒が記者の問いかけに無言で、足早に校内に入った。1年生の男子生徒は事件について「ショックです」と漏らした。
2006年10月30日12時01分
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□「シュート失敗で笑われた」=自殺生徒、部活で疎外感−岐阜 [時事通信]
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__2646323/detail?rd
◎「シュート失敗で笑われた」=自殺生徒、部活で疎外感−岐阜
岐阜県瑞浪市で中学2年生の女子生徒(14)が自殺した問題で、この生徒はバスケットボールのクラブ活動について「行くと1日気がおかしくなってしまう」という趣旨の発言をしていたことが30日までに、父親(44)の話で分かった。
母親(41)によると、生徒に対しては部内で、「シュートをして失敗したり強いボールを取れなかったりするとほかの部員が笑う」「あいさつをしない」といった例があったと、一部部員の保護者も話したという。両親はこうした「いじめ」で、生徒が疎外感を感じていたとみている。
2006年10月30日05時49分