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「過労死の増加招く」 遺族ら厚労省に申し入れ
労働時間規制を一部撤廃するホワイトカラー・イグゼンプション(適用除外)の導入を検討している厚生労働省に24日、過労死した人の遺族ら15人が訪れ「長時間労働の歯止めがなくなる」「過労死の増加につながる」として、導入を撤回するよう申し入れた。
労組関係者や弁護士らの呼び掛けで遺族らが集まり、同省の担当者に要請。年間数日しか休みがない状態で働き、1997年に心臓疾患で倒れた元ゼネコン社員の秋山光夫さん(56)は「倒れる人が後を絶たなくなるだろうし、過労死が激増するのも目に見えている」と訴えた。
大手電機会社で管理職をしていた夫=当時(40)=が2000年に過労死した渡辺しのぶさんは、会社に「管理職だから労働時間の裁量があったはず。過労死ではない」と言われたという。「(導入で)自己責任がもっと強調され、さらに悲惨な状況になるのではないかと心配だ」と語った。
適用除外は一定の年収や休日確保を条件に「1日8時間、週40時間」との労働時間規制を取り払い、自らの裁量で労働時間を決める制度。厚労省は年内に結論をまとめ、来年の通常国会への法案提出を目指している。