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ギデオン・クンダ  『洗脳するマネジメント~企業文化を操作せよ』 (組織民族誌・旧DEC・滅私奉公) 評価5
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投稿者 乃依 日時 2006 年 9 月 09 日 12:38:09: YTmYN2QYOSlOI
 

洗脳するマネジメント~企業文化を操作せよ (単行本)
ギデオン・クンダ

商品の説明

出版社 / 著者からの内容紹介
80年代中頃にコンピュータ市場を席巻していた旧DECが、どうやって社員を洗脳し、強い企業文化を浸透したのかを克明に記録した異色の企業研究。当時この会社は、IBMと並ぶほどの威容をほこり、理工系学生にとってあこがれの存在だった。社員の会社への忠誠心は高く、経営トップも企業文化を定着させようと、電子メールやビデオ、印刷物などを使って、意図的に社員の「滅私奉公」を奨励。そうした過程や優秀な技術系の社員の多くが経営サイドの誘導にのせられて仕事中毒気味になって、燃え尽きていくさまなどがリアルに描かれる。13年前の発表当初から高く評価され、組織民族誌(エスノグラフィー)という研究分野における代表作のひとつ。


内容(「BOOK」データベースより)
80年代・米国ボストン郊外、ルート128号線沿い―。スター技術者が繰り広げる祝祭と仕事中毒で燃え尽きる社員たち。一時代を築いたあの会社で実際に行われていたことは?急成長を遂げたハイテク企業に潜入して、「文化操作」の事実を記述し、組織民族誌の新潮流を切り開いた企業文化研究の必読書。

内容(「MARC」データベースより)
一時代を築いたあの会社で、実際に行われていたことは? 急成長を遂げたハイテク企業に潜入して「文化操作」の事実を記述し、組織民族誌の新潮流を切り開いた企業文化研究の必読書!

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
クンダ,ギデオン
イスラエル・テルアビブ大学労働問題研究所准教授。ヘブライ大学で経済学を学んだ後、同大学で社会心理学修士号、1987年MIT(マサチューセッツ工科大学)でPh.D.(マネジメントと組織研究)取得。研究テーマは労働と組織の文化的側面による研究。94年に本書で米国社会学会カルチャーセクション書籍賞

金井 寿宏
神戸大学大学院経営学研究科教授。1954年生まれ。78年京都大学卒業。89年MITでPh.D.(マネジメント)取得。研究テーマは変革型リーダーシップ、キャリア発達、組織エスノグラフィーなど組織研究方法論

樫村 志保
翻訳家。国際基督教大学教養学部卒業。1988年イベント・コーディネート、翻訳の有限会社ファジーロジックを設立。同社代表取締役(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)


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目次


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商品の詳細

単行本: 431ページ
出版社: 日経BP社 (2005/8/26)
ASIN: 4822244679
おすすめ度: カスタマーレビュー数:2 (カスタマーレビューを書く)
Amazon.co.jp ランキング: 本で24,577位

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3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。

評価5 組織エスノグラフィー, 2005/12/29
レビュアー: 創大 (京都府八幡市) - レビューをすべて見る
本書は”組織エスノグラフィー”という手法で組織文化論が記述されている。一見、なかなか読みにくいという印象をもったが、それは、まだまだ日本の経営学書において、"組織エスノグラフィー”という文献が少ないことによるのだろう。しかしながら、組織文化の理解に勤めようとする人間にとっては、この"組織エスノグラフィー”という手法は欠かせないものと思える。なぜならば、組織文化とは定量的に図れるものではなく、人間の集団にうごめく文脈を読み解く作業が必然的に求められることから定性的なアプローチがもっとも適していると思える。そのことを解らしめてくれたのが本書である。巻末の金井教授の論評を読めばより一層そのことが理解されるであろう。(恐らく、金井教授の論評を先に呼んでから、本文を読みはじめる方がより一層理解が深まると思う。)いずれしても、組織文化に関して何がしか関心のある方にはお勧めの一冊といえる。

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6 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。

評価5 組織研究の必読書, 2005/10/17
レビュアー: mil-buck - レビューをすべて見る
 本書は組織社会学や経営学、組織文化論の研究者にとって必読書である。
アメリカ社会学会の文化部門書籍賞を受賞し、今や世界的に認められている
組織におけるエスノグラフィーの代表作のひとつ。
 これまでも組織において参与観察研究は多く存在するが、本書の独創的な点として、
1(これまで主流であった機能主義に対して)解釈主義に基づいた組織文化の分析
(経営側だけでなく組織成員における文化実践の分析)、
2(これまでの組織論ならびに組織文化論で見落とされていた)組織における
感情実践の分析、が挙げられる。
伝統的に機能主義に偏向し、また感情を分析対象から排除してきた経営学徒は
自己反省のためにも読むべき研究。
 なお筆者のギデオン・クンダは組織社会学者ヴァン=マーネンMIT教授の弟子で、
現在Tel Aviv大学の労働論助教授。

 翻訳は、忠実に訳せているほうだとは思うが、一部誤訳が見られるので注意が必要。
邦訳タイトルとは原題と大きく異なる。タイトルから想像されうる一般向けの
ビジネス書ではないので一般の読者の方は注意が必要。
かなり専門的な組織社会学的研究書である。

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