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□いじめ中1男子自殺…遺書に「貧乏、泥棒と言われ悲しい…」 [スポーツ報知]
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__2364180/detail?rd
いじめ中1男子自殺…遺書に「貧乏、泥棒と言われ悲しい…」
愛媛県今治市の島しょ部にある市立中学1年の男子生徒(12)が17日、電柱に首をつって自殺していたことが24日、分かった。生徒は小学4年ごろからいじめを受けており、自宅からは「『貧乏』や『泥棒』と言われ悲しい気持ちになる」などと書かれた遺書も見つかった。中学校側は、この生徒に対していじめがあることを把握していたが、「具体的な事実を確認できなかった」と説明している。
男子生徒は17日、自宅で昼食をとった後に外出。午後4時ごろ、自宅から数キロ離れた道路沿いの電柱にひもをかけ、首をつって自ら命を絶った。この日は、夏休みの登校日の前日だった。
自宅の机の引き出しには、両親にあてた遺書が残されていた。「生きていくことが嫌になった」「クラスでは『貧乏』とか『泥棒』という声が絶えず響き、悲しい気持ちになる」。遺書にはいじめに苦しんでいた胸中とともに「いままで育ててくれてありがとう」と両親への感謝の気持ちも記されていた。いじめ相手を名指しする記述はなかったという。
市教育委員会によると、男子生徒はおとなしい性格で、小学校4年生ごろから言葉によるいじめを受け続けてたという。中学校側も小学校から引き継ぎを受け、いじめの事実を把握していた。中学校では今年4月、いじめについて無記名でアンケートを実施。「いじめられている生徒がいる」という訴えもあったという。
中学校側は、教諭がこの生徒を“注意深く見守る”など対策を取っていたが、「具体的ないじめの事実を確認することはできなかった」としている。入学した4月以降、本人や家族から、いじめについての学校への相談も一切なかったという。
中学校は島しょ部にあり、全校生徒100人未満の小規模校。生徒の自殺を受け、自殺翌日の18日に全校集会を開いて全校生徒に報告。19日からは、臨床心理士によるカウンセリングも行っている。中学校の校長は「こうなる前に気付くことができず、本当に申し訳ない。今後は悩みを早く把握できるようにしたい」と話した。
2006年08月25日08時15分