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livedoor ニュース - 歌詞を軽視する流行音楽は許せない
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歌詞を軽視する流行音楽は許せない
【PJニュース 08月22日】− 今や、音楽の文化が非常に盛んである。音楽再生機能を持つ携帯電話、携帯ミュージックプレイヤーなどの発達によって音楽は幅広いシーンで楽しめる娯楽となった。部屋の中は勿論、公園、スポーツジムでも消費者は自分の好きな音楽を楽しめるようになった。本当に技術の進歩は目覚ましいもので、その恩恵はありがたい。
しかし、“最近の音楽”に関して一つ、苦言を呈したい。その苦言とは「歌詞を何とかしてくれまいか」との願いだ。最近の音楽を聴いて「歌詞の意味が分からない、歌詞による感動を得られない」といった体験は、誰もが一度は見に覚えがあるのではないだろうか。
近年の音楽の歌詞を確認してみると、その殆どが物語性やメッセージ性を持ち合わせておらず、歌詞の文章に深みが無いものが多い。無闇に奏でる速度もはやく、ドカドカ、ジャンジャンと落ち着きが無い。さらに全体には趣が無い。
かつて、東京都の石原慎太郎知事が、最近の音楽の現状を引用して小学校段階での英語必修化を批判し、また国語能力の向上の必要性を論じた。同氏の意見に賛同したい。
何の脈絡も無く、突然登場する英文の歌詞や単語は、見た目にはカッコイイのだが、聴き手の心を打つことは無い。メロディやリズムばかりが重視されており、国語的な文法は無視され、情緒のある余韻なども軽視されている。結果、大切にされるべき情感が歌詞に込められておらず、最近の音楽は歌詞よりもメロディばかりが重視されている。
近頃の音楽でも、特に売り上げランキングの上位にランクインする作品に、これらの傾向が顕著に表れている気がしてならない。歌詞軽視メロディ重視の音楽がブームのおかげで、情感溢れる歌詞で構成された良い曲は消費者にはウケが悪い。多勢の歌詞軽視メロディ重視の音楽が経済的猛威を振るう。結果、正統派の歌詞音楽を影へと追い込んでしまった。
「質<流行」の原則で動いている音楽業界は今こそ、誇りを取り戻してもらいたい。【了】