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□中止のプール、全国で1139か所…過剰反応の声も [読売新聞]
中止のプール、全国で1139か所…過剰反応の声も (読売新聞)
埼玉県ふじみ野市の市営プールで起きた女児死亡事故を受け、点検や改修のためにプールの使用を中止した公立学校や公営のプールは、全国で1139か所。自治体側が安全と判断しながら、厳密に言うと文部科学省の示した安全基準に達しないため、取りあえず使用の中止を決めるなど、「過剰反応」とも受け取れるケースもある。
お盆休みを控え、夏本番を迎える子供たちにとって、かけがえのない遊び場が失われる事態に、自治体関係者らからは戸惑いの声も上がっている。
文科省は、吸排水口のフタをボルトなどできちんと固定するとともに、フタとは別に格子状の吸い込み防止金具を取り付ける、二重の安全措置をとるよう、自治体へ要請。フタが大人でも持ち上げられないほど重かったり、吸い込み口の直径が数センチ程度だったりしても、文科省の要請内容を少しでも満たしていなければ、重さや直径にかかわらず「不備」として報告させている。このため、こうしたプールが次々に使用中止になっている。
[2006年8月10日14時38分]