★阿修羅♪ > 社会問題3 > 285.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
2006年 8月 1日 (火) 03:02
遺族でつくる「8・12連絡会」
乗員乗客520人が亡くなった日航ジャンボ機墜落事故から12日で21年。これに合わせて、遺族たちでつくる「8・12連絡会」が、これまでの活動をまとめた「旅路−真実を求めて」を自費出版した。最愛の家族を一瞬にして奪われた遺族らの願いが伝わってくる。
8・12連絡会は事故から約4カ月後の昭和60年12月に結成。連絡を取ることができた遺族15人による「ささやかなスタート」(同書から)だった。
連絡会は翌年、日航や事故機を製造・修理した米ボーイング社、運輸省(当時)の関係者を業務上過失致死傷罪などで告訴。前橋地検は関係者全員を不起訴処分としたが、真相を明らかにするための連絡会の取り組みは、その後も絶えることはなかった。
連絡会は、事故を風化させないよう現場に残された機体を保存、公開することを一貫して求めてきたが、ついに日航は今年1月、残存機体や関係資料を公開する「安全啓発センター」を設置することを発表。粘り強い活動が実を結んだ。
こうした活動の原動力となったのは「なぜ事故は起きたのか。何が愛する人の命を奪ったのか」(同書から)という、遺族の心からわき上がる感情だった。
同書ではこうした連絡会の取り組みを、事故当時の写真や年表などで詳しく紹介。事故現場となった群馬県上野村の黒沢丈夫・前村長も寄稿している。発行は上毛新聞社出版局(TEL027・254・9966)。定価1000円(税込み)。
◇
■「尾根」への村道、仮復旧工事完了 きょうから一般開放
大雨の影響で、のり面が崩れ不通になっていた、日航ジャンボ機墜落事故現場、群馬県上野村の「御巣鷹の尾根」へと続く村道について、国土交通省利根川水系砂防事務所は31日、仮復旧工事を完了、1日から一般開放すると発表した。同事務所は12日の慰霊登山に間に合うように復旧を急いでいた。
http://news.goo.ne.jp/news/sankei/shakai/20060801/m20060801015.html