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□パワハラ上司 [ゲンダイ]
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__2251399/detail
パワハラ上司
東京都のまとめによると、労働相談の中身は依然として「解雇」「賃金不払い」「労働契約」が上位を占める。そんな中、昨年初めて「職場の嫌がらせ」が第5位に顔を出した。その数、4012件。対前年比40%増だというから驚く。
大半は、かさにかかった態度で部下をイジメたり嫌がらせをするパワーハラスメントだ。部下を罵倒(ばとう)し、無理強いし、あるいは無視するトンデモ上司たちは依然、はびこっているのである。
5年前からパワハラほっとライン(毎週水曜PM6〜9)で電話相談を受け付ける「クオレ・シー・キューブ」の館野聡子氏が言う。
「スタート当初に比べると、対策が進んだせいか、さすがに大企業の社員の相談は減りつつあります。ですが、代わって中小企業、病院、学校などでの相談が増えています。相談者は30代が一番多く、50代が続きます」
暴力的なパワハラが減り、精神的な陰湿なイジメが増えている点も最近の傾向だという。実際、どんなパワハラがあったか――。
●サービス残業の“過少申告命令”を拒否したら嫌がらせ
勤務先は量販店。接客中はインカムを付けているが、終業時刻間際になると「おまえは帰れ!」などと何度も告げられた。上司は「サービス残業にするなら嫌がらせをやめる」とうそぶいた。約2週間続き、この30代社員はストレスがたまり体調不良になった。
●低評価の理由は「挑戦的な態度が気に入らない」
昨春、上司が代わった途端、人事評価が最低ランクのDに。いままではBかC。営業成績はキチンと挙げていたので「納得できない」と評定表にサインを拒否した。ここから陰湿なイジメが。「サインしなければ解雇する」と脅され、D評価の者に課される月1回のリポートを提出する羽目に。しかし、これも毎回D……。この団塊上司に詰め寄ったところ、「オマエの挑戦的な態度が気に入らねぇ」といわれたが、人事担当に抗議して異動がかなった。
●ネチネチ“言葉攻め”上司
異動先の40代上司に徹底的にいびられた。「能力が低い」「メールの文章が幼稚園児」「電話の話し方が気持ち悪い」など、皆がいる前でいちいちチェックされた。
メモを取ろうとすると、「メモ取るからダメなんだよ」と叱られる。さらに「そんな仕事の仕方でよく10年やってきたな」「バカ」「義務教育受けてんのか」と罵倒される。こうなるともはや指導ではない。アドバイスと批判を勘違いしているアホ上司だった。
●出世した途端、イジメを始めた元同期
S氏とT氏は同期。S氏が一足早く部長に昇進したが、これを機に権力を得たS部長のT氏いびりが始まった。まず、T氏子飼いの有能な部下を他部署に異動。同時に「売り上げを伸ばせ」「部下の使い方が下手」といびり始め、半年の間に部下は1人減り2人減りして、残ったのは新入社員1人。揚げ句の果てに「数字を上げられないヤツに肩書はいらないだろう」と肩書を外され、仕事を干された。
嫌がらせを受けた時は、自分がアクションを起こすのが解決の糸口になることをお忘れなく。
【2006年7月25日掲載】
2006年07月28日10時00分