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□[過労病]うつ、自殺が増加 職場でのいじめが背景|毎日新聞
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__2028077/detail?rd
[過労病]うつ、自殺が増加 職場でのいじめが背景
仕事のストレスによる過労うつ、過労自殺の労災申請数が過去最多となった。31日に厚生労働省が発表した過労による労災のまとめ。長年労働相談に取り組んでいる日本労働弁護団(会長・宮里邦雄弁護士)は、職場でのいじめの急増が背景にあると指摘する。
同弁護団によると、最近は長時間労働を背景にした、いじめの問題が相談の約2割。同弁護団は「過去に経験したことのない異常事態」とみる。相談からは、いじめや長時間労働などが絡み合い、心を病んでいく労働者の姿が浮かび上がる。
同弁護団が93年から実施している全国一斉の電話での労働相談によると、00年以降は残業、解雇・退職、賃金不払いが相談の7割。ところが05年になると職場でのいじめ相談が全体の約18%(前年8%)と急増、06年に入っても傾向は変わらず、解雇の23%に次いで19%を占めている。
具体的には、「残業は月100時間以上あるが、会社から『残業代が一定程度を超えれば無能とみなす』と脅された」(東京、電機メーカーの40代男性)や「毎日終電で帰り、昼食、夕食の時間もない。土日も出勤で風呂も買い物の時間もない」(東京、デザイン会社の女性)などの声が寄せられている。
同弁護団の事務局次長、棗(なつめ)一郎弁護士は「いじめには執ような退職勧奨や膨大な仕事の指示などがある。リストラで従業員が減ったことにより仕事量が増え長時間労働が常態化する中でストレスで心を病む労働者が増えた。がまんせずに周りに相談してほしい」と話している。
弁護団では、6月3日に全国23カ所で電話相談「残業・労働トラブルホットライン」を実施する。各地の電話番号など問い合わせは同弁護団(03・3251・5363)。【東海林智】
2006年05月31日21時06分