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□「路上は全面禁煙に」…がん物質7メートル先まで [夕刊フジ]
http://news.www.infoseek.co.jp/fuji/story.html?q=31fuji320060531026&cat=7
「路上は全面禁煙に」…がん物質7メートル先まで (夕刊フジ)
屋外での受動喫煙を防ぐため、日本禁煙学会(理事長・作田学杏林大教授)は31日の世界禁煙デーに合わせ、路上や公共施設の敷地内を全面禁煙にすべきだとの提言をまとめ、自治体などに送付した。「歩きたばこの禁止」が広がる一方で、屋外に灰皿を設置する動きもあるのを問題視。「煙やにおいは7メートル届く。直径14メートル以上の空間を確保できなければ灰皿を置くべきではない」としている。
送付先は、東京都中央区長や佐賀県知事、静岡市長ら。銀座歩行者天国を抱える中央区など「受動喫煙の問題がある所」からピックアップした。
提言で同学会は、屋外の受動喫煙に関する米国の専門家の論文を引用。たばこのにおいや発がん物質は無風の条件下、1人の喫煙者の周囲7メートルまで到達し、4メートル以内では目の痛みやせきなど急性の健康被害が起きるレベルに達すると指摘した。
複数が同時に喫煙すれば、この距離は2、3倍以上になるという。
歩行・路上禁煙に関する条例制定の動きは、平成14年の東京都千代田区以降、全国に広がっている。しかし、歩行禁煙とする代わりに路上に灰皿を置く自治体もあり、その周囲で受動喫煙の被害が起きているという。
[ 2006年5月31日16時19分 ]