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セクハラ問題(瀬戸智子の枕草子)
http://www.asyura2.com/0601/social3/msg/107.html
投稿者 gataro 日時 2006 年 5 月 17 日 20:00:48: KbIx4LOvH6Ccw
 

2006.05.17
http://ts.way-nifty.com/makura/2006/05/post_651c.html

米企業はセクハラに厳格 お茶くみも不愉快と米紙と言うニュースがつい一昨日出ました。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
米紙ウォールストリート・ジャーナル(電子版)は15日、北米トヨタ自動車などが被告となったセクハラ(性的嫌がらせ)訴訟を例に、米国の法律・慣習は日本などに比べセクハラに厳格だと指摘した。同紙はまた、女性社員にお茶くみをさせれば、米国人スタッフは不愉快に感じるだろう、とも指摘している。
(上記ニュースより)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
これは勿論北米トヨタ社長が辞任(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060509-00000053-kyodo-bus_all)を受けての調査です。
このニュースが出たとき、私も気になり書かなきゃ、書かなきゃ、、、と思いつつ、
終盤国会に追われていました。
そんな矢先、数学屋のメガネ(http://blog.livedoor.jp/khideaki/archives/50585852.html)の秀さんが「セクハラについて考える」と言うエントリーを出されました。
そこで私もセクハラについて考えることにしようと、昨日からずっと頭の中を駆け巡らせていました。
(昨日は、教基法に国民投票法案、そして共謀罪も同時に頭の中を暴れ回っていて、おかげで今日は頭頂部が痛い。知恵熱かぁ、、、)

セクハラ(http://ja.wikipedia.org/wiki/セクハラ)とはセクシャルハラスメント(Sexual harassment)とのことで、日本語で「性的嫌がらせ」という意味で用いられる言葉で、今では市民権を得た言葉です。
これは広義では「差別」とともに評されることの多い言葉でもあります。
およそ女性なら生涯のうち一度ならず何回となく何回となく「おんな」であることを差別、卑下、揶揄するような言葉を浴びせられた経験はあるものと思います。
ひどい場合は、両親からその誕生にあたり投げかけれる言葉だって差別と言えば差別だったこともあるかもしれません。
さて今日は、ここで問題にしていきたいのは「対価型セクハラ」についてです。
職場や学校などにおける立場・同調圧力・階級の上下関係を利用し、下位にある者に対する性的な言動や行為を行う(強要する)ことです。
北米トヨタ事件はこれにあたります。
この事件は今後どのような展開を見せていくか気になるところです。
対価型セクハラの特徴は力による性の強要であることは見逃させません。
言わば「性暴力」です。
性暴力を話題、問題にするのはなかなか困難な作業です。
「差別」と言う概念を伴う場合もありますが「性的自由、快楽、表現の自由」と一体化する場合もあります。
キャサリン・マッキノン(http://www.junkudo.co.jp/view2.jsp?VIEW=author&ARGS=%83L%83%83%83T%83%8A%83%93%81E%83%7D%83b%83L%83m%83%93)によれば、
「主として男性による支配と女性による服従は、セックスの快楽を経験するための決定的な記号となる。
性差別は性的に楽しめる、少なくとも不平等に楽しめる政治的な不平等である。この取り決めを作だし、それを維持する恐怖の恐怖の一形態として機能するのが性暴力である。、、、、この取り決めは持続する限り、いかなる全体主義の不滅性をも保証するだろう」と、かなり厳しく告発しています。
性の問題が太陽の下で快活に伸びやかにあからさまに語られるた太古の時代は今はもう遠い。
ひたすら淫靡で、ひたすら悩しい問題にすりかわる事で、
女性からの告発が退けられてきた歴史があります。
つまり、「男性支配の権力」と「性の不平等」が女性をして社会に目を向けさせる事より、
自己への撞着を導かせることで性支配を自然に受け入れていくような社会構造が作られてきた、というのがキャサリン・マッキノンの説です。
とかく性被害は加害者よりも被害者への世間の目は冷たく、被害者は泣き寝入りという実態がありました。

そう言う意味からも、
セクハラ問題を単に個人の問題に帰着することなく、
今日的な社会問題として考えるようになった事は、とても大きな意味があると思います。
それはいずれ男性にとっても肩の荷が下り、晴れ晴れとした時代の到来でもあると考えるのですが如何でしょうか?
女性の性は「第二の性」として作られたものであるとした時代は、もう錯誤であると女性自身が
語る未来を想定しながら、この動きを今後も見ていきたいと思っています。

【関連投稿】

『セクハラ訴訟』事情 _ 北米トヨタ自動車社長辞任に見る 【東京新聞】
http://www.asyura2.com/0510/social2/msg/847.html
投稿者 東京音頭 日時 2006 年 5 月 11 日 10:01:12

セクハラは日本企業の文化なのか 2006/05/12 (JANJAN)
http://www.asyura2.com/0510/social2/msg/848.html
投稿者 gataro 日時 2006 年 5 月 12 日 20:27:19

Re: 『セクハラ』はエリートの特権か性か!?
http://www.asyura2.com/0510/social2/msg/855.html
投稿者 こげぱん 日時 2006 年 5 月 13 日 17:00:12

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