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http://www.tokyo-np.co.jp/hissen/index.shtmlより転載。
テレビから吉田拓郎さんの曲が流れている。静岡・掛川のつま恋…
テレビから吉田拓郎さんの曲が流れている。
静岡・掛川のつま恋での屋外コンサートの生中継。
「ちょいとマッチを擦りゃあ/燃えてしまいそうな/そんな頼りない/世の中さ…」。
「ひらひら」という曲の歌詞が、心に響く
▼拓郎六十歳。
観客も団塊世代や中年が中心だが、青春時代の郷愁に浸るだけではないだろう。
みんな前に進むためのエネルギーを欲しているはずだ。
言い知れぬ不安感の中で生きているのだから
▼小泉政権の約五年半はみんな大変だった。
経済の立て直しのため企業の淘汰(とうた)やリストラが加速し、規制緩和も積極的に行われた。
競争主義、市場原理重視の政策だが弱肉強食のすすめでもある
▼持てる者と持たざる者の格差は拡大した。
貯蓄なしと生活保護の世帯数はともに上昇カーブを描いている。
労働者の三人に一人は派遣社員やパートという非正社員の時代になった。
リストラにあって不本意ながらフリーターで生活を維持している人も少なくない
▼自己責任を問われるようにもなった。
イラクでの日本人人質事件が転換点だった気がする。
「助けて」と言いにくい空気がこの国を覆っている。
安全や人命より利益や効率を優先させることを「よし」とする土壌で起きたとしか思えない事件・事故も続いている。
「思いやり」や「助け合い」のない世の中はやはり「頼りない」
▼「ありがとう/支えてくれて/ありがとう/激励/協力/只々(ただただ)感謝」。
小泉首相が二十六日の退陣を前に「現在の心境を託した」短歌。
あっけらかんとしていて、こちらは心に響かない。
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