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安倍氏襲うDの悲劇
自民党総裁選レースで圧倒的な“首位”に立っている安倍晋三官房長官(51)。「安倍内閣」誕生は秒読み態勢に入ったが、永田町周辺では「中日ドラゴンズが優勝すると、1年以内に政変が起きる」というジンクスがあると言われ、これまでに政権崩壊の例が繰り返されてきた。一方で、中日は優勝マジックを15とし、セ・リーグ制覇は目前。安倍氏に「中日V」の暗い影が忍び寄っている!?
「ジンクス? 知っとるがな。今季も中日が優勝できれば、政治でもドえらりゃ〜ことが起きますよ」。政界屈指の中日ファンの民主党・河村たかし衆院議員はしたり顔で語った。中日Vと政界をつなぐ不可思議なジンクスは何なのか。
年間32勝を挙げ、「フォークボールの神様」の異名を取った杉下茂投手を擁し、初の日本一に輝いたのが1954年。当時、長期政権を誇った吉田茂内閣が、造船疑獄など政権交代の波に押され、総辞職した。
巨人のV10を阻止してのリーグVの74年は、金脈事件が発覚した田中角栄内閣が退陣。3度目の優勝の82年では、鈴木善幸首相の突然の総裁選不出馬で、次期内閣は中曽根康弘に託された。
星野仙一監督が率い、リーグ優勝した88年と99年。第1次政権で、リクルート事件が発覚し、竹下登内閣が倒れ、後継の宇野宗佑首相は女性スキャンダルでつまずき、69日間の短命内閣に。2次政権では小渕恵三首相が急逝。内閣が崩壊した。
過去6回の優勝のうち、5回も政権トップが交代した。落合博満監督が監督初年のリーグVとなった04年は、小泉内閣こそ倒れなかったが、ジンクスは健在。翌05年の「郵政解散」の総選挙で自民党が大勝。最後の抵抗勢力「郵政造反組」を追い出し、一方で「小泉チルドレン」を生み出すなど、さらなる派閥弱体化が進み、党内の勢力図が様変わりした。
今年も、中日は17日現在、マジック「15」でセ界制覇は目前。そして、誕生間近の「安倍内閣」だ。来夏に「天王山」の参院選を迎える安倍氏には、首相就任早々からイバラの道が待つ。
政治ジャーナリストの山村明義氏は「最初のハードルは、10月下旬の衆院補選(神奈川、大阪)と、実現が有力視される中国訪問です」と話す。
山村氏は「『小沢民主』との初の直接対決で2連敗するようだと、参院選で選挙区での公明党の選挙協力を得にくくなることもありうる」と解説。また「訪中でも『靖国参拝はしない』という言質を取られると、これまで参拝を続けてきた安倍氏の立場は、序盤から厳しくなる」と指摘した。
今年中の倒閣の可能性は低いが、政権が弱体化すれば、今は静かな党内の敵が息を吹き返すのは必至。政変が起きそうなにおいがプンプンだ。河村議員は「結局、安倍氏はボンボンの政治。もっと庶民、現実を見なきゃ。中日優勝でやっぱり、ジンクスも復活だがな」と予言。安倍氏はジンクスを打ち破れるか。
(2006年9月18日06時03分 スポーツ報知)
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20060918-OHT1T00077.htm
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