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2006/09/18-19:33 石田公明党元委員長が死去＝非自民の細川連立政権に参加
公明党元委員長の石田幸四郎（いしだ・こうしろう）氏が１８日午前８時５０分、特発性肺線維症のため名古屋市の病院で死去した。７６歳だった。札幌市出身。家族の意向で自宅住所は公表しない。告別式は２０日、名古屋市内で近親者のみで行う。喪主は妻瑞穂（みずほ）さん。
明大商学部卒業後、１９６７年の衆院選に公明党公認で旧愛知６区から立候補して初当選し、連続１０回当選した。８９年に矢野絢也委員長が株取引に絡み引責辞任すると支持母体の創価学会との太いパイプや温厚な人柄を買われて後任に就任した。社会党と選挙協力を推進した９０年の衆院選で敗北したのを契機に、同党との共闘に軸足を置く「社公民路線」から、自民、民社両党との連携を重視する「自公民路線」に転換。９２年には３党の協力で国連平和維持活動（ＰＫＯ）協力法を成立させた。
しかし、９３年の衆院選で自民党が過半数を割り込むと、非自民８党派による細川連立内閣に参加し、総務庁長官として入閣。市川雄一公明党書記長と小沢一郎新生党代表幹事（現民主党代表）の「一・一ライン」が政権運営を主導した。
続く羽田内閣でも総務庁長官に留任した後、新進党結成に参加して副党首に就任。同党の解党後に再結成された公明党では常任顧問を務め、２０００年の衆院選に出馬せず、政界を引退した。（了）
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