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http://wajin.air-nifty.com/jcp/2006/09/post_280f.html から転載。
September 12, 2006
権力者のよく似た言葉
「イラクを解放する」「自国の死活的利益に関わる」「世界をより安全にする」・・・イラク戦争(戦争でもなく、圧倒的な軍事力を背景にした、一方的な虐殺と、私は思っている)でブッシュが言ったこと。その「戦争」の口実となった大量破壊兵器の存在も、アルカイダとのつながりも、米国自身の調査で否定された。それなにの、いまだに「あのときの判断は合理的だった」と、次期首長が当確な安部氏が言っている。ある意味、論理は一貫している。「アジア解放」「自存自衛」「東洋平和」というスローガンは、あまりにも似ている。「その時の判断は合理的だった」というのも、そのまま通用する。イラク「戦争」を反省したら、その論理はそのまま、先の侵略戦争に向く。過去を直視できないから、現在にも目をつむる。まことに一貫していると思う。
レジスタンスの詩人、ルイ・アラゴンは「戦争は平和を唱えてやってくる」と批判した。評論家の加藤周一氏は、「かつて自衛のためでない軍隊は存在しなかった」と述べている(細部は、記憶で書いているので、不正確かも?)、竹下元首相は、さきの戦争を侵略戦争と認めない思考回路からも、ヒトラーの起こした戦争も、侵略戦争かどうかわからない、という態度をとった。実に一貫している。「過去に目をつぶる者は未来にも盲目になる」とは、けだし名言と思う。
憲法前文を詫び状といい、歴史の反省を「自虐史観」と否定し、改憲と教育の国家統制を主張する安部氏。“
東京湾に大量破壊兵器をつんだ船がてきても、憲法9条があるから、手出しができない”という驚くべき無知、または国民を平気であざむく(海上保安庁が排除できる。憲法とは無関係な話)という、まったく美しくない虚言を弄する人物が、首相なろうとしている。来夏の国政選挙はもちろん、臨時国会にむけたとりくみのなかで、しっかり審判をくだしたい。
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