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39歳の高齢出産。「赤ちゃんもお母さんもお元気で、ほんとによかった。おめでとうございます」皇室のお祝い事だから日本国民として祝辞を、というものではありません。出産は大変な大仕事だから、新しい生命誕生に命がけで臨んだ母子をねぎらう、それだけで十分だと思うのです。私は勤務中でテレビは日中全然観ておりませんでしたが、どこも特番を組んで相変わらず個性のない報道を垂れ流していたようですね。
「ひとくちコラム」経由で知りました。こんな感想を持つ人もいたんですね。私も同感の部分あります。
http://groups.yahoo.co.jp/group/peacemag/message/297
私の体験から言いますと、お産そのものも大変でしたけれど、妊娠中の不安はより大きかったですね。仕事柄一般の人が知らないようなことまで知っているので、余計な知識が不安をかき立てました。
「前置胎盤」もそうですけど、胎盤が正常な位置にあっても「常位胎盤早期剥離」だったら、緊急に処置をしなければ赤ちゃんはもちろん母体も助からない場合だってあるので、お産の時が来るまで本当に心配でした。
それでなくても高齢出産はあれこれ高いリスクがつきまといます。
ちなみに私の母親は3人の子を自宅で出産したのですが、3人目は「辺縁前置胎盤」で、お産を介助したお産婆さんは「胎盤が触れる。今日中に生まれなければ病院に連れて行く」と言って立ち合ってくれました。南国では珍しい大雪の降る1月の寒い日。それでも無事に分娩ができたのは、お産婆さんの力量以上に幸運だと思わねばなりません。生まれた赤ん坊(一番下の妹)の様子を見る間もなく、父は庭の雪をかき集めてきて母親のお腹を一生懸命に冷やしたそうです。一歩間違えば、母児共にあの世行きでした。
お産は病気ではないからと、自宅で出産を希望する人もいますが、異状分娩は誰にでも起こりうることなので、いつでも医師と連絡がとれ診てもらえるような環境にしておくべきです。
学生時代に実習した大学病院の産科の助産師Aさんは「あたしは皇族方の赤ちゃんも何人か取り上げたことがある」と言っておりました。男勝りのちょっと乱暴な口のきき方をするAさんは、お産の最中でも産婦さんを厳しく怒鳴っていましたっけ。あんなおっかない助産師さんが本当に雅なお方のお産を手助けできるのかしら?と思っていましたけれど、彼女を知る同僚の看護師や助産師は「Aさんにお産の時立ち合ってもらいたい」と誰もが言う位でしたから、腕は確かでしたね。
皇室に生まれたからと言っても同じ人間なのに、同じ日本国民なのに、特別な場所にいるおかげで、憲法が保障する宗教、職業、婚姻、居住の自由もなく、選挙権もない上に、思想・信条を自由に発言できず、国家元首と国外からはみなされているのに、政治的関わりは制限され、なのに一部からは利用される難しい立場。
こんな不自由な立場に生まれてこようとは、新しき命も自身の運命に驚きかもしれません。こんな言い方、おめでたい時にひんしゅくものですか?
誰であれ、たった一度の人生。ひとりの人間として、自身の生き方に幸せを感じられる環境であって欲しい、たとえ皇室という特別な立場に生を受けられたベビーであっても。それも余計なことでしょうかね。
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