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(回答先: 紀子さま、男児ご出産 [読売新聞] 投稿者 white 日時 2006 年 9 月 06 日 09:00:37)
<秋篠宮妃紀子さま>男児を出産 41年ぶり皇位継承資格者
秋篠宮妃紀子さま(39)は6日午前8時27分、東京都港区南麻布5の愛育病院で、帝王切開手術で男児を出産された。皇室に男子が生まれるのは、65年11月の秋篠宮さま(40)以来だ。約41年ぶりの皇位継承資格者の誕生で、順位は皇太子さま、秋篠宮さまに次ぎ第3位。政府が検討していた皇室典範改正案の国会提出は、当面先送りされる公算が大きい。
男児は、ご夫妻の3人目のお子さまで、天皇、皇后両陛下にとっては4人目の孫に当たる。皇室の構成は、天皇陛下をはじめ計23人となった。皇室で帝王切開による出産は初めて。
宮内庁によると、男児の体重は2558グラム。出産は、当初9月下旬(妊娠40週)とされていたが、胎盤の一部が子宮口にかかる「部分前置胎盤」の診断を受け、母体への影響と胎児の成長具合を考慮して第37週での帝王切開となった。体重は標準より少なめだが、前置胎盤によくあるケースで、健康に問題はないという。
ご誕生に伴う最初の儀式として、午後には、天皇陛下から贈られた守り刀を病院のお子さまの枕元に置く「賜剣(しけん)」が行われる。ご誕生から7日目の12日には、一般のお七夜にあたる「命名の儀」があり、名前と持ち物などにつけるお印(しるし)が決まる。皇室経済法に基づき、お子さまの生計費(皇族費)として、国から秋篠宮さまの10分の1に当たる年間305万円が支給される。
宮内庁は今年2月、紀子さまが第3子を懐妊し妊娠3カ月と発表。7月に「部分前置胎盤」との診断を受けて帝王切開での出産を決定、8月16日から安静を保つため入院していた。秋篠宮さまと紀子さまは90年6月に結婚。91年10月に長女眞子さま、94年12月に二女佳子さまが誕生した。
秋篠宮妃紀子さまの男児ご出産を受け、今年2月の懐妊発表で凍結された皇室典範改正の動きが今後どうなるかは、将来の皇室のあり方を決める大きな焦点となりそうだ。
皇室に65年の秋篠宮さま以来男子が生まれなかったことや側室制度の廃止で、皇位を男系男子に限った現行典範では、安定継承が不可能との考えでは政府関係者も専門家も大方一致している。昨年1月から小泉純一郎首相の私的諮問機関「皇室典範に関する有識者会議」が議論を重ねてきたのも、こうした背景があるからだ。
有識者会議が昨年11月にまとめた女性・女系天皇容認の報告書の指摘は生かされるのか。待望の男子誕生で、議論は当面先送りされる公算が大きいが、ポスト小泉政権のこの問題への対応が注目される。
▽帝王切開 母体の腹壁と子宮壁を切開して胎児を取り出す手術。胎児の産道通過が困難で、自然分べんができそうにない時に行う。日本では全出産数の15〜20%程度が帝王切開と推定され、最近増加傾向にある。前置胎盤では、子宮の奥にある胎盤が子宮口をふさぐ位置にあるため、自然分べんでは胎盤がはがれて大量出血の恐れがある。このため、帝王切開が必要となる。
愛育病院 現在の天皇陛下の誕生を祝う昭和天皇の下賜金を元に設立された「恩賜財団母子愛育会」(総裁・三笠宮妃百合子さま)が運営する。産婦人科、母子保健科、新生児科などがあり、新生児や母体・胎児の集中治療室を完備する出産や育児支援専門の病院。高円宮妃久子さまが3人のお子さまを出産している。
(毎日新聞) - 9月6日8時56分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060906-00000014-mai-soci
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