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2006年9月2日(土)「しんぶん赤旗」
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2006-09-02/2006090202_03_0.html
自民党は一日、広島市内で中国ブロック大会を開き、総裁選に出馬する安倍晋三官房長官、麻生太郎外相、谷垣禎一財務相がそろって社会保障問題などで討論しました。
このなかで麻生氏は、いまの時代に合った年金づくりを考えなければならないとしたうえで、「六十五歳以上の人のうち本当の意味での寝たきりは15%しかいない。あとの85%はまわりが迷惑するくらい元気。こういう人は働くしか才能がないといえば語弊があるが、あんまり遊んだことはない。そういう人たちをうまくおだてて使うことが会社経営者の才能」などと高齢者を侮辱する暴言を繰り返しました。
安倍氏は年金問題で「助け合いの精神でしっかりまもっていく」「給付と負担のバランスを考えて」などと一般論を述べるとともに、「もっとわかりやすく親切な仕組みにしなければならない」と、問題を制度の複雑さにすりかえる立場を示しました。
谷垣氏は、年金制度を維持するためには少子化対策が重要であるとして、子育てのための労働環境整備、子宝税制、医師不足の解消などに言及する一方、財政再建と社会保障を支える基盤を強調。「私が消費税は少なくとも10%が必要だと申し上げているのは、この手段によって成し遂げていく」ためと述べました。
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