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http://ch.kitaguni.tv/u/10670/%be%b2%b2%b0%c0%af%c3%cc/0000385904.html
もはや戦後ではない。むしろ戦前です。２４日、自民党の中川政調会長は那覇市内での講演で次のように述べたそうです。
＞日本のリーダーの一部は、「日本は兄貴分だから、弟分の周辺国に譲ってやれ」という古い感覚のまま将来に向かおうとしている。最悪のシナリオは、古いアジア重視派が古い感覚のまま周辺国に譲歩し誤解を与えることだ。
アジア重視が古いなら、アジア蔑視はさらに古い戦前の話でしょ。そんなずーっと古い日本に戻したがっているのは、あなたがた自民党右翼の人たちでしょうよ。さらに中川さんの勢いは止らない。
＞今後のリーダーは排他的なタカ派でもなく、軟弱なハト派でもない、その中間のワシ派が求められている。日中関係を政局に利用しようとしている人々も少し冷静になって分析していただきたい。
ワシ主義（ズム）ですか。アジア外交を大切に考える政治家を、「軟弱」の一語で斬って棄てるような人間が権力の中枢にいる現実。こいつはいよいよ戦前ですぜ。「勇猛」な言動によって、国内のプチ愛国ブームを煽って自らの人気取りに利用するのは許されて、それによって招いた弊害（日中関係の悪化）を語ることはダメなのね。都合いいなあ。少し冷静になって分析していただきたい。
俗に「戦争をしたがるやつは行かないやつ」などと申しますが、これからのネオ自民党の動きからますます目が離せません。「軟弱」が悪くて「勇猛」がエラいって感覚も、相当古いと思うけどなあ。それに日本が兄貴分って誰が決めたの？
http://www.asahi.com/politics/update/0824/010.html
中川政調会長、「古い」「軟弱」とアジア重視派を批判（asahi.com）
自民党の中川秀直政調会長は２４日、那覇市内で講演し、アジア外交について「日本のリーダーの一部は、『日本は兄貴分だから、弟分の周辺国に譲ってやれ』という古い感覚のまま将来に向かおうとしている。最悪のシナリオは、古いアジア重視派が古い感覚のまま周辺国に譲歩し誤解を与えることだ」と語り、小泉首相の靖国神社参拝を批判する谷垣財務相や加藤紘一元幹事長らのグループを牽制（けんせい）した。
中川氏は「今後のリーダーは排他的なタカ派でもなく、軟弱なハト派でもない、その中間のワシ派が求められている。日中関係を政局に利用しようとしている人々も少し冷静になって分析していただきたい」と訴えた。
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