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(回答先: 公明・東氏が安倍氏牽制 集団的自衛権の行使で―イザ!ブログ(産経新聞) 投稿者 天木ファン 日時 2006 年 8 月 22 日 19:40:01)
悩める公明 「安倍政権」と微妙な距離を模索
自民党総裁戦で安倍晋三官房長官の優位が続く中、安倍政権の誕生を見越して、自民党と連立を組む公明党では安倍氏との距離のとり方が悩みの種となっている。来年夏の参院選は与党の苦戦が必至といわれ、公明党にとっても政権の座から滑り落ちかねない一大事。それだけに、自公両党の緊密な連携が不可欠だが、公明党はもともと外交政策などで安倍氏と隔たりがあり、安倍氏の出方しだいで、「かつてない難しい対応を迫られる」(同党幹部)ことになる。
■厳しい参院選予想
7月末から8月上旬にかけて、長野県などで開催された公明党と創価学会幹部らが集まる恒例の研修会。開催前に注目されたのは党人事だった。だが、実際に始まってみると、参院選対策にかなりの時間が割かれたという。
公明党は参院選で改選13議席の確保が目標。与党が過半数65議席を占めるには、公明党改選分を差し引いて自民党が52議席を得なければならないが、「かなり難しい」(党幹部)といわれる。研修会では、こうした情勢分析を踏まえて、党も学会側も、もし参院選で敗れて過半数割れすれば「衆院解散、総選挙に追い込まれる」との危機感を共有したという。
その衆院選でも負ければ、自民党だけでなく、公明党も一蓮托生(いちれんたくしょう)で一気に政権の座から転落する。このため、研修会では、「参院選敗北なら連立政権は死に体」と激しい発破がかけられた。
■与党内調整も課題
一方、参院選を乗り切るため、「安倍政権」下では自民党が保守層の支持獲得に向けて、集団的自衛権の行使容認論など安保・外交政策でメリハリをつける方向に動くのではないか、と公明党内では予想している。
特に、安倍氏は対中国、対北朝鮮外交などで強硬路線をとってきたことで知られるだけに、公明党が安倍氏と歩調を合わせすぎると、党内や支持母体の創価学会内で異論が噴出する可能性がある。実際に、党内には、「正直な話、安倍氏よりも(総裁選不出馬を表明した)福田康夫元官房長官の方がよかった」(党幹部)との声がある。
そうした懸念は、研修会でも話題になり、安倍政権の「右傾化路線」が議論となったという。
創価学会側は平成22年に迎える創立80周年を「さらなる躍進のための特別な年」と位置づけており、残された4年間について「党勢拡大と支持団体の発展のため、途中でつまずくわけにいかない」(関係者)。
参院選勝利に向けて“タカ派”イメージが強い安倍・自民党と二人三脚で行かなければならないという現実と、安倍氏との政策的な毛色の違いとの両面をにらみながら、公明党は綱渡りを続けなければならないようだ。
<産経新聞>
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/politics/politicsit/15388/
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