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加藤氏実家火災から1週間 政府・与党反応鈍く 「言論の自由」薄い危機感 2006/08/22 07:46
小泉純一郎首相の靖国神社参拝を批判した自民党の加藤紘一元幹事長の、山形県鶴岡市の実家と事務所が今月15日、全焼した火災から1週間。右翼団体に所属する男による放火の疑いが強まる中、加藤氏は今後も積極的に発言する姿勢を強調している。ただ、事件に対する政府・与党の反応は鈍く、首相からも公式発言がないなど、言論の自由への危機感の希薄さを浮き彫りにしている。
「いままで通り発言し続けることが大事だ」。加藤氏は二十日の民放の報道番組で、今後も批判を恐れず発言する決意をあらためて示した。
加藤氏は、首相のアジア外交や靖国神社参拝を一貫して批判。首相が参拝に踏み切った十五日には記者会見で「日本のアジア外交をかなり壊してしまった」と言い切り、安倍氏に対しても「靖国観、歴史観は極めて東京裁判否定に近い表現になっている」と指摘した。
火災の発生はこの会見の数時間後。加藤氏は「ここ数年、世の中が変だと思うところがある。自由に政治家がものを言えなくなったら、よっぽど気を付けなければいけない」と声を震わせた。事件前から、発言のたびに事務所には抗議の電話が寄せられていたという。
事件直後こそ、「何らかの思想的な背景があって、ということであれば、極めて言語道断」(谷垣禎一財務相)「仮に(加藤氏の発言に対する)悪意を持った行為であるとすれば、まったく容認できない」(逢沢一郎幹事長代理)などの反応があったが、その後、政府・与党内で目立ったコメントはない。
首相や安倍氏、党幹部が夏休みだったという事情はあるが、安倍政権誕生を考えれば、加藤氏を現時点で擁護するのは得策ではないとの議員心理が働いたとみられる。
こうした政府・与党内の空気について加藤氏は二十日、「ともすれば、自民党の中で一方的な考えが主流になりつつある。どちらかというと極めてナショナリスティック(国家主義的)な方向になりつつある」と懸念を示した。
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&d=20060822&j=0023&k=200608215191
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