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「天皇陛下が英霊に対し参拝できるようにすることが首相の仕事だ。首相本人の参拝は本旨ではない」
小泉純一郎の8・15靖国参拝を受けて元勲・中曽根康弘はこう語り、A級戦犯の分祀を主張している。もっともな話だ。
たとえどんな理由を並べようとも、昭和天皇の意思に反する靖国参拝を容認することはできない。きっと遺族の多くも同じ思いだ。天皇を国家統合の象徴に頂く日本人にとって、あるいは平和を願う世界中の人々にとってこの日は屈辱的な一日として永遠に記憶されることになろう。
しかしながら、今さら悔やんでも始まらない。こんな首相を選んでしまったのもわれわれ日本人だ。そして今、その責任を最も痛切に感じ、嘆き悲しんでいるのが姉の信子ではないだろうか。
世間にはほとんど知られていないが、実は信子は敬虔なカトリック信者だ。秘書として今日まで長く弟を支えてきたが、引退後は修道女になるのではないかとの観測も流れている。
もともと、小泉家に養子に迎えられた首相の父、純也は鹿児島県加世田市の出だ。この地域は江戸時代、隠れキリシタンの村として弾圧を受けている。好むと好まざるとにかかわらず、小泉にも、そして信子にも、その隠れキリシタンの血が流れているのだ。
手先に「靖国神社英霊分祀事業」と書かれた分厚い計画書がある。小泉の靖国参拝に心を痛めた信子が2001年当時、キリスト教関係者に英霊分祀の可能性について相談、極秘に検討させた国立追悼施設の建設計画書である。
靖国神社が神道教義上、不可能としている分霊について信子はキリスト教、イスラム教などの教義などと照らし、神道においても霊魂の分離は可能だと確信したという。残念ながらこの計画は日の目を見ることがなかったが、ポスト小泉には今後の靖国神社のあり方を考えるうえでぜひ参考にしていただきたいものである。
藤本順一 永田町ワイドショ― 第433回
東京スポ―ツ 2006年8月17日
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