★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK25 > 499.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
■【主張】加藤氏実家全焼 許されない言論へのテロ
http://www.sankei.co.jp/news/060817/morning/editoria.htm
山形県鶴岡市の加藤紘一自民党元幹事長の実家などが全焼した火災で、現場に傷を負って倒れていた男は東京都内の右翼団体幹部と分かった。同県警はこの男が放火した疑いがあるとみて、男の回復を待って事情を聴く。
加藤氏は、小泉純一郎首相の靖国神社参拝を批判し、アジア外交への影響を懸念する発言を繰り返していた。
そうした言論に対する暴力行為であった可能性もあり、県警は男の思想的背景や加藤氏の一連の発言との関連を断固として解明してほしい。
加藤氏に限らず、他の多くの政治家も、いわゆる「A級戦犯」分祀(ぶんし)や靖国神社非宗教法人化、無宗教の国立追悼施設建設を訴えている。警察当局は、これらの政治家の自宅や実家、事務所などへの警戒も怠るべきではない。
最近、この種の大がかりな事件としては、3年前に摘発された「建国義勇軍」を名乗るグループの銃刀法違反事件がある。朝鮮総連の関連施設などに銃弾が撃ち込まれたほか、拉致問題などで北朝鮮に融和的な発言を繰り返したとされる政治家や外務官僚の自宅に銃弾が郵送されたり、発火物が仕かけられたりした。加藤氏の山形県内の事務所にも銃弾が郵送された。
今回の加藤氏実家の火災で、家人は外出しており無事だったが、被害は甚大である。加藤氏は「放火だと確信している。政治家である以上、どんな状況でも発言していかなければならない」と話した。
加藤氏はこれからも靖国問題などで自分の考えを曲げず、活発な論戦を展開してほしい。民主主義社会は多様な言論が必要だからだ。
「建国義勇軍」が摘発された後も、小泉首相の靖国参拝を批判した複写機メーカー会長(当時)宅近くに空薬莢(やっきょう)入り封筒が置かれたり、二階俊博経済産業相の議員宿舎にカミソリ刃が郵送されたりする事件が続いた。
つい最近も、安倍晋三官房長官あてに靖国参拝中止を求める脅迫文とカッターナイフの刃が香港から送られ、昭和天皇の発言とされる元宮内庁長官のメモをスクープした日経新聞本社で火炎瓶の破片が見つかった。
いずれも卑劣な言論封じのテロだ。いかなる理由があるにせよ、民主主義社会でテロは絶対に許されない。
▲このページのTOPへ HOME > 政治・選挙・NHK25掲示板