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安倍氏の歴史観と「村山談話」
政治 / 2006年08月13日
教育基本法の審議の中で、11年前に戦後50年を期して、村山内閣総理大臣の発表した村山談話を朗読すると不勉強なラルドレン議席からワンワンとヤジが湧いた。ところが、彼らの敬愛する小泉総理は事あるごとに「村山談話」を引用している。
2001年8月13日に靖国神社参拝をした時の釈明さえ、村山談話を下敷きにしている。靖国神社参拝の立場を釈明するために使われた部分を再録してみよう。
「この大戦で、日本は、わが国民を含め世界の多くの人々に対して、大きな惨禍をもたらしました。とりわけ、アジア近隣諸国に対しては、過去の一時期、誤った国策にもとづく植民地支配と侵略を行い、計り知れぬ惨害と苦痛を強いたのです。それはいまだに、この地の多くの人々の間に、癒しがたい傷痕となって残っています」(01年8月13日小泉総理の談話)
ところが、ぶっちぎりで総裁選に勝つだろうと言われている安倍官房長官は「村山談話」とどう向き合うのだろうか。これまでの安倍氏の言動からは、「植民地支配と侵略」という歴史観はない。「あの戦争は間違っていた」ということもなく、
自らの判断を明らかにしない。小泉靖国参拝が続いてもなお日中・日韓関係が経済・文化を中心に活発なのは「村山談話」という最低限の「歴史的認識」のラインが貢献しているものと考える。
かっての戦争に向き合う平和教育を自虐史観として切り捨て、「大東亜戦争」を賛美するような「新しい歴史教科書」史観で、教育に介入するようなアナクロ政治を行う危険は高まっている。「反省しない人間は繰り返す」と言うが、小泉靖国参拝が近づく中で、政治の迷走は止まらない。
http://blog.goo.ne.jp/hosakanobuto/e/5a11cb600d54ca5ebe9052bd3c8add0b
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