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□安倍応援団の面従腹背 [ゲンダイ]
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__2255504/detail
安倍応援団の面従腹背
立候補表明も総裁選の告示もまだなのに、ポスト小泉レースは安倍官房長官の独走状態。自民党内は所属の森派ばかりか、他派閥からも安倍支持の大合唱だから、異常な状況だ。しかし、応援団議員たちのハラの中は“面従腹背”が真相である。
「なぜいま安倍晋三なのか」と本まで出した親衛隊気取りの山本一太、「再チャレンジ支援議員連盟」(山本有二会長)の94議員、さらに「次世代総理の会」と、“安倍グループ”は若手中堅組を中心に広がるばかり。幹部が反小泉・非安倍の津島派や山崎派からも勝ち馬に乗り遅れるなと、雪崩現象が起こっている。「国会議員の403票と党員票300票の計703票中、現時点では6割以上が安倍。麻生、谷垣票は5%程度」(自民党関係者)というから、安倍ブッチギリだ。
「でも、心の底から安倍支持の議員は少ない」と言うのは、政治評論家の有馬晴海氏だ。
「安倍支持の理由は、ふたつ。選挙に弱く、人気にあやかろうという若手タイプ、そして、中堅の多くが世代交代推進派の安倍世代です。こちらのタイプは、あわよくば総理のイスをと狙っている。ところが次期総理が例えば福田さんとなれば、福田さんの次も山崎拓氏とか加藤紘一氏の年代から総理が出て、自分たちの年代に回ってこない。安倍さんを推すのは世代交代を進めたいという個人的願望からで、政策に共感したとか、支えたいとは思っていない。極端な話、安倍政権の寿命は短ければ短いほど都合がいいのです」
なあんだ、である。その昔、自民党幹事長だった小沢一郎が「かつぐ神輿(みこし)は軽くてパーがいい」と言ったとされるが、安倍支持の議員たちも、総理としての資質や力量から安倍を選んだわけじゃないというわけだ。
「山本一太はじめ、大村秀章、塩崎恭久、渡辺喜美、石原伸晃、石破茂、根本匠といったテレビ大好きな議員はみんな、“安倍の次はオレ”と思っているんじゃないの。昔は派閥の親分が総理をめざし、子分はカネをもらう代わりに命がけで支えたもの。しかし、小選挙区で育った今の議員はみんな、お山の大将だから、他人のために命がけになんてならないよ」(あるベテラン議員)
神輿にのった安倍は支持拡大にニンマリのようだが、総理になった途端、応援団議員の手で川にポイ捨てされたりして……。
【2006年7月26日掲載】
2006年07月29日10時00分
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