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□福田に「派閥会長就任」も固辞させた森の老獪 [ゲンダイ]
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__2255502/detail
福田に「派閥会長就任」も固辞させた森の老獪
「結局、今度の総裁選でいちばん得したのは森さん」――自民党内でこんな声が出ている。第一は、3代続けて森派から総理を出すことに成功したからだ。
「安倍総理になれば、森政権、小泉政権に次いで3代連続の総裁派閥。自民党の歴史では考えられなかったことだ」と森派の閣僚経験者。
安倍、福田という自派の総裁候補をギリギリまで“競わせ”、他派閥の候補を潰したことが勝因だ。
「昔ほどではないにしても、総裁派閥には陳情に伴ってカネが集まる。一回その味を覚えてしまうと、手放しにくいもの。昔の経世会と同じです」(政界関係者)
だが、森喜朗前総理にとって、不安のタネは派閥会長の座をお役ご免になること。そこで巧妙な仕掛けをしてきた。
「森が恐れていたのは、小泉首相の派閥復帰。でも小泉は、森にも周辺にも“派閥解体を言ってきた自分が派閥に戻るわけがない”と明言し、その線は消えた。残るは、福田さんの“昇格”でしたが、その目も潰しました」(派閥関係者)
不出馬を正式に決めた21日、福田は森事務所に報告に出向いたが、そこで森は「総裁選に出ないのなら、派閥の会長はどうか」と水を向けた。福田家は森派の“本家”にあたるからだ。
これに対して福田は「不出馬と取引したように受け取られるのは本意ではない」と辞退したのだが、前出の関係者が続ける。
「やり方が汚い。不出馬の報告の席で、ハイ、代わりに派閥会長を引き受けますと言える人はいない。とくに福田さんは断る性格。森はそれが分かっていて話を切り出し、さらに、会談の後に“福田さんは受けないと言った”とわざわざ公言している。最初から森の狙いは、安倍絶対有利の総裁選の行方よりも、福田さんが間違って派閥会長になることがないように言質をとることだったのでしょう」
まんまと最大派閥の会長続投に成功した森。しぶといし、えげつない。お坊ちゃんの安倍をウラで操りながら、今後もノサバリ続けるのかと思うとゾッとしてくる。
【2006年7月26日掲載】
2006年07月29日10時00分
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