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□竹中大臣の「たそがれ平蔵」 [ゲンダイ]
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__2251405/detail
竹中大臣の「たそがれ平蔵」
「経済財政諮問会議は改革のエンジンからアリーナになってしまった」――竹中平蔵総務相がボヤき続けている。ポスト小泉内閣では「出番なし」が確定。もっとも、小泉政権の５年半で蓄えた資産は並じゃない。
本人によると、今は「第４次竹中バッシング」らしい。最近は口を開けばグチばかり。各メディアのインタビューにも「役人が今までのことも含めて悪口を言っている。これはしょぼい」（日経７月１１日付）、「諮問会議は各省庁のペーパーを束ねるだけの『ホッチキス』」（ＡＥＲＡ７月３１日号）などと泣き言を連発。「たそがれ清兵衛」ならぬ「たそがれ平蔵」である。
すっかりヤル気を失ったのか、国会閉会後の公務日程はスカスカだ。仕事開始は決まって午前１０時以降で、“午後から出勤”もしばしば。夕方５時を過ぎればサッサと外出と、ほとんど仕事をしちゃいないのだ。
「小泉政権のリミットが２カ月を切り、竹中氏は死に体同然です。後ろ盾だった首相との間にすきま風が吹き、ポスト小泉候補には煙たがられている。公務以上に１回の謝礼が５０万円とされる講演活動に忙しいのでしょう」（官邸事情通）
昨年の資産公開によれば、印税や講演料などの「雑所得」は１９５８万円で全国会議員中、断然のトップ。「７８％が講演料」（竹中事務所）というから、公務の合間を縫った“おしゃべり”で、年間１５００万円以上も稼ぎ出したのだ。
そんな“営業努力”のせいか、０１年４月の大臣就任時に４８００万円あった借入金が、０４年１０月には１７７５万円まで減少。東京・佃の自宅マンションについた計５０００万円の抵当のうち、妻名義の３０００万円は昨年１月に外れている。このペースなら今頃はチャラになっているかも。
コネで手に入れた日本マクドナルド株１５００株を保有し、千葉・勝浦には敷地１６０坪の別荘も持っているから、リッチである。
この５年半、「金持ちにうんと金持ちになってもらうほか、日本が豊かになる選択肢はない」と言い続けた竹中氏。自民党からは総スカン状態だが、格差社会の“勝ち組”として残った。
【2006年7月25日掲載】
2006年07月28日10時00分
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