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□異例の4年目 守屋防衛次官は霞が関のドン [ゲンダイ]
http://news.www.infoseek.co.jp/gendainet/society/story/27gendainet02027472/
異例の4年目 守屋防衛次官は霞が関のドン (ゲンダイネット)
防衛庁の守屋武昌次官が留任することが決定的になった。
東北大卒、異例の4年目。この人事は波紋を呼びそうだ。
「守屋氏といえば、今や、防衛庁のドンというより、霞が関のドンですからね。ヘタな政治家よりも断然、力を持っている。米政府内でもモリヤといえば、有名です。小泉首相の訪米にも同行し、米側を驚かせた。防衛次官がついてくるなんて、異例中の異例だからです。そんな“実力者”が異例の4年目に入る。もう独裁でしょうね。防衛庁のやりたい放題が始まるのではないですか」(永田町関係者)
守屋氏といえば、普天間基地移設交渉の際に、米側が主張し、外務省も了承していた浅瀬案を蹴っ飛ばし、沿岸案で決着させたことでも有名。そんなことから、外務省は「コノヤロー」なのだが、逆らえない。守屋氏には官邸の後ろ盾があるからだ。
「豪快タイプだが、これと思った政治家には細心の気配りで尽くす守屋氏は小泉首相はもちろん、飯島秘書官とも極めて太いパイプがあるんです。山崎拓や久間章生ら防衛族の実力者ともイイ。守屋氏の続投に他省庁は衝撃を受けていると思いますよ」(霞が関幹部)
誰も逆らえない守屋氏は、気に入らない部下は平気で更迭してしまう。今年1月、在日米軍再編問題の担当だった山内千里防衛局次長が突然、防衛医大に飛ばされたのは語り草になっている。防衛庁内も守屋続投に揺れている。
「守屋続投は間違いなく、官邸人事ですよ。霞が関のドンを留任させることで、防衛庁を省に昇格させる。タカ派の安倍官房長官も守屋氏は手放せないと考えているのだと思います」(霞が関事情通)
防衛庁の役人がいつのまにか、霞が関のドンになっていたとは、恐ろしい話だ。
【2006年7月24日掲載記事】
[2006年7月27日10時00分]
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